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日ソ戦争 南樺太・千島の攻防~領土問題の起源を考える~

富田武  著

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価格 \3,740(税込)         

発行年月 2022年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 8p,261p,2p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784622095262
商品コード 1034706956
NDC分類 210.75
基本件名 太平洋戦争(1941〜1945)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年08月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2022/10/08
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034706956

著者紹介

富田武(著者):(とみた・たけし)
1945年福島県生まれ。東京大学法学部卒業。成蹊大学名誉教授。ロシア・ソ連政治史、日ソ関係史。著書『スターリニズムの統治構造――1930年代のソ連の政策決定と国民統合』(岩波書店1996)『戦間期の日ソ関係――1917-1937』(岩波書店2010)『シベリア抑留者たちの戦後――冷戦下の世論と運動 1945-56年』(人文書院2013)『シベリア抑留――スターリン独裁下、「収容所群島」の実像』(中公新書2016、アジア・太平洋賞特別賞)『日本人記者の観た赤いロシア』(岩波書店2017)『歴史としての東大闘争』(ちくま新書2019)『シベリア抑留者への鎮魂歌』(人文書院2019)『日ソ戦争1945年8月――棄てられた兵士と居留民』(みすず書房2020)『ものがたり戦後史――「歴史総合」入門講義』(ちくま新書2022)『抑留を生きる力――シベリア捕虜の内面世界』(朝日選書2022)。編著『シベリア抑留関係資料集成』(共編、みすず書房、2017)、訳書 バーシェイ『神々は真っ先に逃げ帰った――棄民棄兵とシベリア抑留』(人文書院2020)ほか。

内容

『日ソ戦争1945年8月――棄てられた兵士と居留民』(2020年刊)で記述できなかった南樺太・千島戦およびその後の占領の経過と考察を、続編として刊行する。ヤルタ密約後のソ連の参戦動機と米ソの角逐から、日本人捕虜や居留民の実態、ソ連による南樺太・千島の占領と併合、現在まで、ロシア側資料もふんだんに使用し、日本軍・ソ連軍・各兵士、および住民の多様な記録から戦闘の全貌と詳細をしるす最新研究である。北方領土問題を考えるためにも、重要な書となるだろう。
「南樺太・千島戦とその後の占領は、ロシア国防省のソ連軍戦闘記録デジタル文書と防衛研究所所蔵文書、そして参戦し、捕虜になった将兵や住民、島民の回想記を活用することによって、かなりの程度まで解明される。南樺太や占守島での奮闘が「北海道上陸作戦」を阻止したという思い込みに反駁し、従来ほとんど無視されてきたソ連海軍太平洋艦隊の動向の一部解明も併せて、「太平洋への出口」確保戦略を実証するものとなろう」。

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