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蛇と梯子~イギリスの社会的流動性神話~

セリーナ・トッド  著

近藤康裕  翻訳
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価格 \6,600(税込)         

発行年月 2022年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 562p,9p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/社会組織・社会集団
ISBN 9784622095415
商品コード 1035094520
NDC分類 361.8
基本件名 社会階層
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年12月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035094520

著者紹介

セリーナ・トッド(著者):(Selina Todd)
1975年生まれ。ニューカッスル・アポン・タインで育つ。ウォリック大学卒業後、サセックス大学大学院で博士号取得。オックスフォード大学教授(近現代史)。著書Young Women, Work, and Family in England, 1918-1950, Oxford University Press, 2005, The People: The Rise and Fall of the Working Class, John Murray, 2014(『ザ・ピープル―—イギリス労働者階級の盛衰』近藤康裕訳、みすず書房2016), Tastes of Honey: The Making of Shelagh Delaney and a Cultural Revolution, Chatto & Windus, 2019, Snakes and Ladders: The Great British Social Mobility Myth, Chatto & Windus, 2021(本書)。
近藤康裕(翻訳):(こんどう・やすひろ)
1980年生まれ。一橋大学言語社会研究科博士後期課程修了。慶應義塾大学法学部准教授。イギリス文学・文化研究。著書『読むことの系譜学――ロレンス、ウィリアムズ、レッシング、ファウルズ』(港の人2014)、共著『愛と戦いのイギリス文化史 1951-2010年』(慶應義塾大学出版会2011)『文化と社会を読む 批評キーワード辞典』(研究社2013)、訳書 トッド『ザ・ピープル――イギリス労働者階級の盛衰』(みすず書房2016)、コリーニ『懐古する想像力――イングランドの批評と歴史』(みすず書房2020)、共訳 ジャット『失われた二〇世紀』(NTT出版2011)、ウィリアムズ『共通文化にむけて』(みすず書房2013)ほか。

内容

「1880年から19世紀の終わりにかけて生まれた人びとは、その大多数が梯子をのぼるかおりるかした最初の世代であり、それ以降のすべての世代が梯子の昇降を経験してきた。だが、そうであるにもかかわらずこれまでの140年間、才能や努力や向上心よりも生まれと富がはるかに大きな影響を個人の社会的地位におよぼしてきたのである。その理由を本書は説明する。この時代を生きてきた人びとのストーリーを語りながら、階級の梯子を誰がつくり、誰がつくりかえたのか明らかにする。そしてなぜ、どのようにして人びとが自分たちの生活を変えようとしたのか、またときには自分たちの暮らす社会を変革しようとしたのか明らかにし、梯子をのぼったり、そこから滑落してしまったりした人びとの経験を描きだす」

「どんな来歴の持ち主であれトップにのぼりつめる機会は与えられている」(マーガレット・サッチャー)。「社会的流動性こそがイギリス的生活の主要要因とみなしたい」(トニー・ブレア)。パイオニア世代からミレニアル世代まで19世紀末から20世紀末にかけて生まれた7つの世代の証言をたどりつつ、英国社会の特徴と謳われた「社会的流動性」とメリトクラシー社会の実相を探る。エゴドキュメントで読みとくイギリス現代史。

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