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科学と情報理論 新装版
L・ブリルアン
著
佐藤洋
翻訳
発行年月 |
2022年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
16p,354p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/理工学/情報学/情報理論 |
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ISBN |
9784622095620 |
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商品コード |
1035130587 |
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NDC分類 |
007.1 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年11月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035130587 |
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著者紹介
L・ブリルアン(著者):(Leon Brillouin)
1889年フランスのセーヴルに生れる。コレージュ・ド・フランス名誉教授。コロンビア大学客員教授などを歴任。1969年歿。著書『科学の不確定性と情報』(東京電機大学出版局、1968)ほか。
佐藤洋(翻訳):(さとう・ひろし)
1927年仙台に生れる。1951年東京大学理学部物理学科卒業。工学博士。電気通信大学名誉教授。
内容
情報理論は、その確率的な構成を通して数学に基礎をおくと共に、情報とエントロピーの関連を通じて物理学に関係し、その基本概念は新しい生物学の研究にも適用されている。したがって情報理論はその応用を通して広く技術者に必要とされるだけでなく、その基礎理論に対する科学者の関心も高い。本書は、このような情報理論の歴史的な発展過程、現在の立場、将来へのパースペクティブに立って、厳密、コンパクトな基礎理論の平易な叙述から、科学の基礎論、特に物理学の諸間葛を論じているこれらは類書に見られないものである。
本書の構成は三つの部分に大別できる。第一部は通常の情報理論の解説に当てられ、第二部は統計熱力学に相当する部分であり、これらは次の第三部の伏線をなしている。
第三部は本書の最も独創的な部分で、情報と物理学の関係がきわめて多くの興味ある実例と共に述べられている。この第三部こそ本書の主目標であり、学術書としての最大の価値がこの部分にあることはもちろんのことであるが、第一、第二部も、ともに独立に取出しても、初学者に対する情報理論の啓蒙的役割は十分に果している。
著者は、20世紀前半の物理学の世界にその名を冠したいくつかの埋論を残しているすぐれたフランスの物理学者であり、本書は、著者の渡米後IBM、カリフォルニア大学における講義に加筆したものである。