著者紹介

内容

目次

序　論　古今の名将から学ぶ「ビジネス戦争」への教訓 　歴史上の名将から学ぶ 　人間こそ重要な要素だ 処方箋１　リーダーシップを発揮せよ 　ビジネス戦争の天才 　戦雲の只中でも競争の意欲をもち続けよ！ 　リーダーの決定力 　大胆さ 　思慮深さ 　キャラクター（個性） 　危機の瞬間における偉大さ 　プレッシャーのなかでも悠然としていること 　意思の力 　革新的であれ！ 　士気（モラール）に注目せよ！ 　状況を見抜く力 処方箋２　目的を維持し、プランを調整せよ 　アルベラの戦い 　「目的維持の原則」は破りやすい 　企業精神——目的よりも強い意思 　戦略と戦術の関係 　目的の設定 　目的を維持し、プランを調整するためのガイドライン 　戦争という摩擦を予期せよ！ 　競争相手に対しては不当な信用供与はすべきでない 処方箋３　決定的なポイントに主要な戦力を集中せよ 　企業が力を集中する究極のポイントは消費者だ 　企業にとっての「領土」と決定的なポイント 　フリードリッヒ大王の中小企業向けアドバイス 　戦闘の二つのスタイル 　戦力を集中し、敵が戦力を集中してきたら、再度戦力を集中せよ！ 　経験則——戦力の比率は三対一 　集中するためには勇気をもて！ 　弱さのメリット 　強さの中心から戦力を集中せよ！ 　目的には「戦力の集中」をもって挑め！ 　「戦力の集中」に関するその他の事例 　「戦力の集中」の強度 　永遠の問い 処方箋４　攻撃側に立ち、機動力を維持せよ 　紀元前491年、マラトン平原で 　原　則 　「攻撃が強いか、防御が強いか」の論争 　攻　撃 　機動性・スピード・策略を維持せよ！ 　「攻撃」とは、敵軍を自分のペースで踊らせることだ 　投資する 　脅威の心理学を理解せよ 　追撃によって、勝利を確固たるものにせよ！ 　攻撃的なプランを立案せよ！ 処方箋５　抵抗が最も少ない方策に従え 　ハンニバル——紀元前218年 　最も抵抗の少ないルートは常に間接的なルートだ！ 　ゲリラ戦争 　第一段階——地方都市からビジネスを始める 　第二段階——大衆から信頼を得る 　第三段階——新しい地域へ移動する 　第四段階——競争相手の周辺地域を少しずつ獲得する 　第五段階——正攻法の戦略を開始する 　してはならない、二つのミス 　ゲリラ式マネジメント 処方箋６　防御を固めよ 　徴候を察知せよ！ 　敵を知れ！ 　競争相手を分析せよ！ 　「対敵部門」をつくれ！ 　長所を探し、欠点を発見せよ！ 　敵の手紙を盗み読め！ 　敵の指導者を知れ！ 　戦争における人間的要素 　敵の指導者を理解する手がかり 　機密を守れ！ 　消費者を知れ！ 　現場を観察し、空気をかぎ、耳をすませ！ 　職人志向 　ものまねに注意 　その他の脅威に気をつけよ！ 　グループ思考に注意せよ！ 　守勢に回った時 　防衛戦術 　積極的防衛に終始せよ！ 　常に懐疑的であれ！ 　多面的防衛戦略を実行せよ！ 　マジノ防衛線的な考え方は避けよ！ 　要所を押さえよ！ 　退却の際の心構え 　攻勢に転じよ！ 処方箋７　全員に任務を全うさせよ 　達成すべき目標に合わせた人材の配分 　組織の重要性 　戦士と兵士 　人材育成 訳者あとがき 人名索引・事項索引・企業名索引