著者紹介

内容

目次

序　章　キェルケゴールの生と思想 第１章　キェルケゴールにとって1848年とは 　　　　――主題とテーゼ 　１ 本書の主題 　２ 本書のテーゼ 　３ 先行研究の検討 　　 ――橋本淳『キェルケゴールにおける「苦悩」の世界』　 　４ 関連研究の検討 　　 ――鬼界彰夫のウィトゲンシュタイン研究 第２章　方法論的考察 　１ 本書における研究方法 　２ 研究方法の正当性 第３章　信仰の模索 　　　　――宗教的体験までの生と思想 　１ 「憂愁」と罪 　２ 「閉じこもり」の形成 　３ レギーネ・オルセン 　４ 「反復」を巡る生と思想 　５ コルサール事件 　６ 1848年の宗教的体験へのプレリュードとしての1847年 第４章　信仰の哲理 　　　　――宗教的体験の契機としての『死にいたる病』 　１ 自己論 　２ 絶　望 　３ 絶望の諸形態 　４ キリスト教的神‐人間関係を背景にした自己論 　５ 罪 　６ 罪の諸形態 　７ 絶望の弁証法的性質 第５章　信仰の確信 　　　　――1848年の宗教的体験 　１ 宗教的体験の端緒 　　 ――「反省のあとの直接性」の希求 　２ 宗教的体験の深化 　　 ――キェルケゴールの信仰観の変容 　３ 宗教的体験の帰結 　　 ――キェルケゴールにとっての「信仰」 第６章　信仰を生きる 　　　　――1848年以降の生と思想 　１ 1848年以降のキェルケゴールの思想 　２ キリスト教の改正という課題と「教会闘争」 終　章　実存的思想家としてのキェルケゴール あとがき 参考文献 索　引