教育社会学(MINERVAはじめて学ぶ教職 6)
飯田 浩之, 岡本 智周 著
内容
目次
監修者のことば はじめに 第1章 教育社会学のアプローチ 1 アプローチの特徴と対象 2 教育社会学の歴史——日本における「方法の学問」としての確立と成熟 3 教育社会学のパースペクティブ 第2章 教師・児童生徒・カリキュラム 1 教師という役割,児童生徒という役割 2 社会学的視点から見たカリキュラム 3 変わるカリキュラム,変わる教師—児童生徒関係 第3章 教育機会と進路選択 1 教育機会と法・制度 2 高等教育機会とその意義 3 教育機会・進路選択に影響をおよぼす要因 4 高等教育のユニバーサル化に向けて 第4章 高等教育 1 現代社会における高等教育 2 高等教育の量的拡大と質的変容 3 高等教育機会の保障 4 高等教育の費用負担 5 研究・教育の自由と大学の自治 第5章 学業世界と職業世界 1 学業世界と職業世界をつなぐ原理 2 日本における学業世界から職業世界への移行 3 「能力」による対処とその限界 4 移行に困難を抱える「若者」を把握する 5 子ども・若者の移行を支える教育的営為を構想する 第6章 市民社会と学校教育の課題 1 学校教育と「国民形成」 2 国民社会から市民社会への移行期における学校教育 3 日本の学校教育の課題とそれに対応するための資源 第7章 マイノリティから見た学校空間 1 マイノリティの子どもたち 2 学校教育を通じたマイノリティの排除と無力化 3 学校教育に対する新たな社会的要請 4 包摂の時代の学校教育と教師 第8章 ジェンダーと学校教育 1 ジェンダーとは何か 2 近代学校教育とジェンダーの生成——戦前期の学校教育 3 戦後教育における脱ジェンダー化・再ジェンダー化のせめぎ合い 4 教育実践とジェンダー・トラック 5 多様な性の理解の可能性に向けて——2015年文部科学省通知 第9章 子どもの問題の現在 1 「子どもの問題」の増減と社会問題化 2 「子どもの問題」の背景・要因と防止・解決策 3 「子どもの問題」への向き合い方を問い直す 第10章 学校という空間と社会 1 教育社会学はどのように学校を研究してきたのか 2 教育社会学から考える「スクールカースト」 3 教育社会学から考える「アクティブラーニング」 第11章 家族のあり方と学校制度のかかわり 1 子どもの社会化の場——個人・家族と国家・社会 2 家族・学校の成立と「家庭教育」の誕生——近世〜明治期 3 「近代家族」の成立と汎化——大正期〜高度経済成長期 4 多様化する家族と学校とのかかわり——1980年代以降 5 子どもの社会化における「家族」の役割——国家の家族への介入 第12章 子どものメディア利用とその行方 1 子どもとメディアの関係 2 情報等を伝えるメディア 3 人をつなぐメディア 4 子どもとメディアの行方 第13章 教育社会学の課題と展望 1 共生を志向する社会としての現代日本 2 社会の変化に対応する学校教育 3 教育社会学が捉えるべきもの 付 録 (教育基本法/学校教育法/学校教育法施行規則/中学校学習指導要領前文) 索 引
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