著者紹介

内容

目次

およそ半世紀ぶりの本書復刊にあたって（谷村　覚・浜田寿美男） 第二版への序文 序　論　知能の生物学的問題 　１ 知能の機能的不変項と生物学的体制 　２ 機能的不変項と理性のカテゴリー 　３ 遺伝的構造と適応理論 　第Ⅰ部　初歩的な感覚運動的適応 第一章　第一段階：反射の行使 　１ 吸啜反応 　２ 反射の行使 　３ 同化：心的生活の根源的事実 第二章　第二段階：最初の獲得性適応と第一次循環反応 　１ 吸啜における獲得性の習慣 　２ 視覚 　３ 発声と聴覚 　４ 把握活動 　５ 最初の獲得性適応：結論 　第Ⅱ部　意図的な感覚運動的適応 第三章　第三段階：《第二次循環反応》および《興味ある光景を持続させる手法》 　１ 《第二次循環反応》Ⅰ 観察例、ならびに再生的同化について 　２ 《第二次循環反応》Ⅱ シェマの調節と体制化について 　３ 再認的同化と意味作用の系 　４ 般化的同化と《興味ある光景を持続させる手法》 第四章　第四段階：第二次シェマの協応と新しい状況への適用 　１ 《新しい状況への既知シェマの適用》Ⅰ 観察事実 　２ 《新しい状況への既知シェマの適用》Ⅱ 考察 　３ 可動的シェマにおける同化、調節、体制化 　４ 指標の再認、予見への利用 　５ 新しい対象や現象の探索と《派生的》第二次反応 第五章　第五段階：《第三次循環反応》と《能動的実験による新しい手段の発見》 　１ 第三次循環反応 　２ 能動的実験による新しい手段の発見Ⅰ　《台》、《紐》、《棒》 　３ 能動的実験による新しい手段の発見Ⅱ　その他の例 　４ 能動的実験による新しい手段の発見Ⅲ 結論 第六章　第六段階：心的結合による新しい手段の発明 　１ 観察事実 　２ 発明と表象 結論　《感覚運動的知能》あるいは《実用的知能》：知能の諸理論 　１ 連合主義的経験論 　２ 生気論的主知主義 　３ 先験論とゲシタルト心理学 　４ 試行錯誤の理論 　５ 同化の理論 訳註 付録 　１ ピアジェの発達理論の展開──問題の所在（浜田寿美男） 　２ 記号としてのシェマ（谷村　覚） あとがき 索引 付録３（別冊）観察例図表