著者紹介

内容

目次

はじめに 第一章　京に生まれ鎌倉に育つ 　１ 戒寿丸の誕生 　２ 鎌倉に下向 　３ 将軍補佐の家柄――泰時・時氏の器量 　４ 元服する 第二章　兄・経時の執権政治 　１ 執権の家柄 　２ 祖父泰時の死去 　３ 執権経時の政治 　４ 入道将軍の出現 第三章　不穏と不安の鎌倉政界 　１ 鶴岡八幡宮の別当と坊 　２ 三浦一族の勢力圏 　３ 時頼の執権就任と寛元四年政変 第四章　宝治合戦の勝者と敗者 　１ 合戦直前の政局 　２ 合戦の勃発と展開 　３ 三浦一族の最期 　４ 戦後処理の政治 　５ 合戦直後の京都政界 第五章　時頼がつくる鎌倉 　１ 鎌倉の平和 　２ 鶴岡八幡宮と建長寺 　３ 鎌倉の地蔵信仰 　４ 鎌倉の治安維持 　５ 時宗の誕生 　６ 鎌倉の御家人付き合い 　７ 心休まるの付き合い 第六章　公儀の幕府へ 　１ 公儀を担う幕府・御家人 　２ 親王将軍の擁立 　３ 「人に依り法を枉ぐるべからず」 　４ 公儀の幕府 　５ 奥大道の安全確保 　６ 幕府使者と得宗被官人 第七章　最明寺入道の世界 　１ 時頼の出家 　２ 幕政とは距離 　３ 正嘉の飢饉 　４ 鎌倉・山ノ内と最明寺の営み 　５ 鎌倉の刀鍛冶と名刀伝承 　６ 高僧との出会い 第八章　時頼の死去と伝説の発生 　１ 時頼の死去 　２ 奥羽の時頼廻国伝説 　３ 京・畿内の時頼廻国伝説 　４ 廻国伝説の広がり おわりに 参考文献 あとがき 北条時頼略年譜 人名索引 寺社名・地名索引