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方法としての戦後詩 新版(転換期を読む 31)
野沢 啓
著
発行年月 |
2022年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
226p,2p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784624934514 |
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商品コード |
1034807191 |
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NDC分類 |
911.52 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年10月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034807191 |
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著者紹介
野沢 啓(著者):野沢啓(のざわ・けい)1949年、東京都目黒区生まれ。東京大学大学院フランス語フランス文学科博士課程中退。フランス文学専攻(マラルメ研究)詩人、批評家。日本現代詩人会所属。詩集―― 『大いなる帰還』1979年、紫陽社 『影の威嚇』1983年、れんが書房新社 『決意の人』1993年、思潮社 『発熱装置』2019年、思潮社評論―― 『方法としての戦後詩』1985年、花神社(初版) 『詩の時間、詩という自由』1985年、れんが書房新社 『隠喩的思考』1993年、思潮社 『移動論』1998年、思潮社 『単独者鮎川信夫』2019年、思潮社(第20回日本詩人クラブ詩界賞) 『言語隠喩論』2021年、未來社
内容
1985年に花神社より刊行された戦後詩論の37年ぶりの復刊。戦後40年が経過しこれまでの戦後詩の運動がそろそろ総括の時期に入った時点で書かれた本格的な詩史論。吉本隆明の『戦後詩史論』の否定的な総括を転倒させ、戦後詩以後のあらたな詩の可能性をも思想的表現論的に探究した著者の最初の長篇評論。最近の『言語隠喩論』にもつながり、現代詩の原点への確認と再考をうながす戦後詩の綿密なフィールドワーク。大岡信氏推薦の力作評論。石垣島の詩人・批評家の八重洋一郎氏の懇切丁寧な解説を付す。
目次
再刊にあたって
序 章 総括と展望への視点
第一章 〈戦後〉の意味と位相
第二章 日本的共同体という闇から表現へ
第三章 〈敗戦〉の風景
第四章 〈戦後〉の成熟とその身体化
第五章 〈戦後詩〉の現在
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戦後詩という風景とその解体
花神社版あとがき
[解説]敗亡傷痕からの豊饒 八重洋一郎