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脳と時間~神経科学と物理学で解き明かす<時間>の謎~

ディーン・ブオノマーノ  著

村上郁也  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \3,080(税込)         

発行年月 2018年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 4p,336p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/基礎医学/生理学
ISBN 9784627880511
商品コード 1028298138
NDC分類 491.371
基本件名
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年11月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028298138

著者紹介

ディーン・ブオノマーノ(著者):カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)神経生物学・心理学部教授。脳の時間処理機構をテーマに、実験動物を使った電気生理学実験・ヒトを対象とした心理実験・コンピュータシミュレーションによる理論構築など、多角的なアプローチから研究を行っている。
村上郁也(翻訳):東京大学大学院人文社会系研究科教授。ヒトを対象とした視覚心理物理学、特に主観的現在での時間知覚が専門。編著書に『イラストレクチャー認知神経科学―心理学と脳科学が解くこころの仕組み―』(オーム社,2010)、『心理学研究法1 感覚・知覚』(誠信書房,2011)、訳書に『カラー版 マイヤーズ 心理学』(西村書店,2015)がある。

内容

「『時間とは何か』に関心を持つあらゆる分野の学徒の必読書。」――北澤茂
「時間は異形の怪物だ。ひとたびページをめくれば予想だにしない思索の世界に誘拐される。」――池谷裕二

***

時間とは何か?
時間の流れは実在する? それとも錯覚?
劇的な出来事がスローモーションになったりするのはなぜ?
脳はどうやって「時間を計る」?
過去や未来に思いを馳せるのは人間だけ?

古代から人類が頭を悩ませてきた「時間」という謎。近年、神経科学や認知科学では、脳と時間の関係についての理解が急速に深まっている。ヒトや実験動物で行われる多彩な研究で見えてくるのは、脳は時間をさまざまに処理する装置であること、つまりは精巧な「タイム・マシン」としての脳だ。本書では、「時間」にまつわる脳研究の第一人者が、最新の研究成果を概観しつつ、哲学や物理学の議論も参照しながら、脳科学が時間について明らかにしてきたことを描き出す。脳は時間をどう処理しているのか? 脳科学は、古来からの「時間観」をいかに揺さぶり、そのアップデートを迫るのか? 
――人類史上最難関の謎に、全方位から挑んだ意欲作!

***

「ヒトの脳はタイムマシンとして最高の逸品だ」。著者の卓見に私は深くうなずいた。そしてこの本こそ、時間の問題をあらゆる角度から論考した「最高の逸品」であることを確信した。哲学・物理学の主流が立脚する時間の「永遠主義」と私たちの素朴な印象に寄り添う「現在主義」の相克をこれほどわかりやすく描き切った書籍を私は知らない。「時間とは何か」に関心を持つあらゆる分野(哲学・心理学・言語学・物理学・神経科学・時間生物学・比較認知科学)の学徒の必読書。
――北澤茂(大阪大学教授・新学術領域「時間生成学」代表)

時間とは何か――。誰もが答えを知っているようで、実は誰もきちんとわかっていない。考えたこともなければ、考えようとさえしない、いや、考える価値があるなどと考えたこともない。それほど身近な「時間」だが、脳の視点から眺めると、これまでの常識がぶっ飛ぶ。時間は異形の怪物だ。ひとたびページをめくれば予想だにしない思索の世界に誘拐される。その快感を味わって欲しい。
時間を忘れて没頭すること請け合いだ。――池谷裕二(東京大学教授・新学術領域「時間生成学」計画班員)

素晴らしく、魅力的で、内容の濃い本。――ジョセフ・ルドゥー(神経科学者・『シナプスが人格をつくる』著者)

ブオノマーノは、ホーキングが時間の物理学で成したことを、時間の神経科学でやってのけた。――クレイグ・カレンダー(哲学者・『The Oxford Handbook of Philosophy of Time』著者)

哲学から神経科学に及ぶ豊饒なアイディアをさばき、この物理的世界のなかの我々の立ち位置について、よりクリアな像を描いてみせている。――ショーン・キャロル(理論物理学者・『この宇宙の片隅に』著者)

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