著者紹介

内容

目次

第Ⅰ部　批判的思考のしくみ──理論編 　第１章　批判的思考とは──市民リテラシーとジェネリックスキルの獲得（楠見　孝） 　第２章　批判的思考力の知的側面──学士力をどう獲得するか(子安増生） 　第３章　批判的思考の社会的側面──批判的思考と他者の存在（元吉忠寛） 　第４章　批判的思考と適応──批判的思考がとくに必要な状況（山　祐嗣） 　第５章　批判的思考の抑制──なぜ発揮されないか（田中優子・楠見孝） 　第６章　批判的思考の測定──どのように測定し評価できるか（平山るみ・楠見孝） 第Ⅱ部　批判的思考力を育てる──育成編 　第７章　批判的思考の教育――何のための，どのような？（道田泰司） 　第８章　良き市民を目指す批判的思考教育――より良き個人として，より良き社会構成員として（道田泰司） 　　育成事例 　　　①疑似科学をめぐる懐疑的・批判的思考法（菊池　聡）　 　　　②消費者教育のための批判的思考力の開発（花城梨枝子） 　　　③科学技術と社会をつなぐ哲学的思考法（伊勢田哲治） 　　　④インターナショナルプログラムにおける批判的思考教育の実践（望月太郎） 　第９章　良き学習者を目指す批判的思考教育――研究者のように考えるために　（道田泰司） 　　育成事例 　　　⑤結論を考えさせてからおこなう授業（道田泰司） 　　　⑥心理学実験を経験してレポートを産出する（沖林洋平） 　　　⑦質問力向上を目指した授業（道田泰司） 　　　⑧内省力の育成――リフレクティブ・プラクティス（武田明典） 　　　⑨多様なツールを複合的に利用する論文講読（沖林洋平） 　終　章　生涯にわたる批判的思考力の育成（楠見　孝）