冷戦とアメリカ~覇権国家の文化装置~
著者紹介
内容
目次
第1章 私たちの冷戦文化受容―日本は覇権国家の大ファン 越境する「西部」―GHQ日本民主化政策とアメリカ文学 鈴木紀子(大妻女子大学文学部) ナショナリズムは女性ファンも抱きしめて―『ローマの休日』と合州国戦後外交 村上 東(秋田大学教育文化学部) 第2章 文化装置と冷戦の影 福竜・アンド・ビヨンド―エドガー・A・ポーとニュークリア・シネマの政治学 塚田幸光(関西学院大学法学部・大学院言語コミュニケーション文化研究科) 精神操作技術とサイケデリアの文化 馬場 聡(日本女子大学文学部) 生暖かい終末―冷戦作家ヴォネガット 中山悟視(海上保安大学校基礎教育講座) 第3章 ティファニーで冷戦を―トルーマン・カポーティと覇権国家 ティファニーで冷戦を―『ティファニーで朝食を』における航空旅行の地政学 三添篤郎(東京外国語大学世界教養センター) 戯画化された冷戦―トルーマン・カポーティの『詩神の声聞こゆ』と『ポーギーとベス』 遠藤容代(慶応義塾大学大学院) 冷戦下のカメレオン―トルーマン・カポーティの政治性再考 高野泰志(九州大学大学院人文科学研究院) 第4章 つくられた世界文学―批評と学会における冷戦 南部農本主義者のリベラル・ナラティヴ 越智博美(一橋大学商学研究科) 冷戦知識人の誕生 齋藤博次(岩手大学人文社会科学部) 誰もエドワード・サイードを読まない?―批評理論と冷戦期のアメリカ文化 大田信良(東京学芸大学教育学部)
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