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仮面の世界をさぐる~アフリカとミュージアムの往還~(フィールドワーク選書 19)
吉田 憲司
著
印東 道子,
白川 千尋,
関 雄二
編
発行年月 |
2016年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
249p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/民族学・民俗学・人類学/民族学・民俗学・人類学 |
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ISBN |
9784653042495 |
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商品コード |
1019606869 |
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NDC分類 |
382.482 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2016年04月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1019606869 |
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著者紹介
吉田 憲司(著者):1955年京都市生まれ。大阪大学大学院文学研究科芸術学専攻博士後期課程修了。学術博士。国立民族学博物館教授・副館長。専門は博物館人類学・アフリカ研究。著書に「仮面の森」など。
内容
邪術が息づくザンビア・チェワの社会で葬送儀礼として営まれる仮面舞踊。その秘密結社に加入し、調査研究を進める一方、文化を展示する博物館のあり方を見据える。人びとの生活のなかで生まれ、育まれてきた仮面の魅力を伝えるとともに、人と人の関わりのなかで他者と自己を掴んでいくフィールドワークの意義を感じさせる一書。【目次】はじめにあれはニャウだ/秘密結社「ニャウ」/仮面の普遍性/仮面への関心、山への傾倒第一章 仮面の森・以前――遠山霜月祭から上ナイル踏査までフィールドワークの洗礼/遠山郷下栗/霜月祭/湯立て/神様たちは帰ってしまった。面は?/神面/余興の祭り/アフラシア・プロジェクトの提案/「君たちはアホですか?」/思わぬ抵抗/計画書/二足の草鞋/民博開館とシンポジウム/募金と交渉/スーダンへ/ナイロビからジュバへ/それぞれのフィールドへ/車のトラブル連続/映像取材/ダンスの夜/取材班を送り出す/残る日々/帰国第二章 仮面の森へ――ザンビア・チェワの社会をめざす大学院に進む/「象徴論」との格闘/首都ルサカ/仮面のつながり/予備調査/チャディザへ/チーフたち/ムカイカ/ふたつのチーフ領/ハイエナに変わった女性/間近に見るニャウの踊り/カリザ村/ニャウの正体/クランバの祭典第三章 仮面の森のフィールドワーク――秘密結社ニャウへの加入村入り準備/村の集会/家つくり/村長追放/呪医への弟子入り/ニャウへの加入/葬送儀礼/女性の成人儀礼チナムワリ/ニャウとチナムワリ/撤収/六年ぶりの再訪/元村長グンドゥザの死/喪主をつとめる/仮面舞踊の熱狂/昼間の仮面舞踊/仮面結社が死者を浄化する/仮面舞踊の変容第四章 ミュージアムのフィールドワーク――文化の表象の探求と実践民博第一回企画展「赤道アフリカの仮面」/大英博物館/世界の博物館の仮面コレクション/「アフリカ美術」の虚構/民族誌記述の転換点にたちあう/民族学博物館への批判/「二〇世紀美術におけるプリミティヴィズム」をめぐる論争/推薦状を書いてください/特別展「異文化へのまなざし」/民博アフリカ展示の更新結 び 仮面という装置世界の仮面/「異界」の可視化/仮面と身体あとがき