著者紹介

内容

目次

謝辞 　序文 　略語一覧 第1部　現代の紛争解決 第1章　紛争解決学序論：基本概念と定義 　改訂版の出版に際して 　紛争解決モデル 　理論的枠組みモデル 　基本的概念 　紛争解決分野の新発展 　用語について 　本書の構成 第2章　紛争解決学：起源と創設と発展 　先駆者：第1世代（1918-45年） 　創設期：第2世代（1945-65年） 　統合期：第3世代（1965-85年） 　再建期：第4世代（1985-2005年） 第3章　近年の致命的紛争の統計 　紛争の範囲 　紛争の傾向 　紛争の分布 　紛争の種類 　テロと紛争 　紛争による犠牲と損失 　紛争分析の一例：「紛争マッピング」と「紛争トラッキング」 第4章　現代の紛争を理解する 　理論と枠組み 　紛争解決理論評価のための背景的考察 　エドワード・エイザーの長期的社会紛争（PSC）理論 　近年の諸理論はPSCを証明するか？ 　紛争分析のための解釈的枠組み 　結論 第5章　武力紛争の予防 　戦争の原因と予防 　早期警報 　深層的・構造的予防 　表層的・作戦的予防 　予防の主流化：国際機構とその規範と政策の進化 　最近の実戦状況とケーススタディー 　結論 第6章　武力紛争の抑制：平和維持 　第1世代・第2世代の国連平和維持（1956-95年） 　戦争地帯，戦争経済，暴力の文化 　介入するべきか，せざるべきか？：第3世代平和維持の新しい必要条件 　第3世代平和維持と人間の安全保障 　ケーススタディー 　結論：紛争移行主義者からの批評 第7章　武力紛争の終結：平和創造 　武力紛争終結への挑戦 　紛争解決と戦争の終結 　紛争の鎮静化，介入時期の成熟性，武力紛争終結への条件 　仲介と第三者介入 　和平プロセス：転機，膠着と妨害者 　交渉と合意 　ケーススタディー 　結論 第8章　戦後再建 　介入・再建・撤退（IRW）活動（1989-2004年） 　戦後計画のギャップを埋めるために 　戦後再建に関する国際的青写真 　紛争解決の視点からのIRW活動の査定（1989-2004年） 　紛争解決による査定：事例の評価 　結論 第9章　平和構築 　下からの平和構築という発想 　国際政策における平和構築モデルの主流化 　下からの平和構築の実行 　ケーススタディー：コソボでの平和構築（1999-2004年） 　結論 第10章　和解 　和解の4つの意味 　分離とアイデンティティー融合の間で 　過去への対処：トラウマと残虐行為 　平和か，正義か：二者択一ではない選択 　和解へのその他の道 　和解と紛争解決：対立度合いの減少へ 第2部　コスモポリタンな紛争解決 第11章　テロと世界正義 　はじめに 　紛争解決とテロリズム 　対応としての紛争解決 　第1次元：予防??テロリズムへの傾倒抑制へ 　テロリズム対策としての民主主義 　第2次元：説得??動機と支持の減少へ 　第3次元：抑制??対策強化と強硬派との対峙 　第4次元：共同??国際的努力 第12章　紛争解決におけるジェンダー 　段階1：変化動因としての女性の存在の認識 　段階2：データ収集とケーススタディー 　段階3：紛争解決理論の再考 　段階4：政策作成におけるジェンダー的視点の主流化と女性のエンパワーメント 第13章　介入の倫理 　紛争解決者の役割 　紛争解決介入の原則 　「正しい戦争」から「正しい介入」へ 　結論：国際的倫理と国際法と国際政治 第14章　対話，談話，不一致 　対話式紛争解決 　対話的紛争解決とガーダマー解釈学 　論証的紛争移行とハーバーマスの批判理論 　結論：紛争における当事者間の根本的な相違はどう扱うべきなのか？ 第15章　文化と宗教と紛争解決 　文化の相違はどの程度影響するのか？ 　文化と紛争解決：3つの対応 　宗教と紛争解決：イスラム教と仏教のアプローチ 　結論 第16章　これからの方向性：コスモポリタンな紛争解決へ 　国際社会における集合性 　未来の方向性：紛争解決と世界政治 　国際法 　国際介入 　国際連合 　紛争解決：次世代 　注 　訳者あとがき 　参考文献 　索引