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永遠(とわ)なる臨時政府の少年~解放後の混乱と民主化の闘い~(大韓民国臨時政府の記憶 2)
金 滋東
著
一橋大学大学院言語社会研究科韓国学研究センター
編
宋 連玉
翻訳
発行年月 |
2020年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
412p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/哲学/概論・参考図書 |
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ISBN |
9784750349855 |
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商品コード |
1031592152 |
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NDC分類 |
289.2 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年05月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031592152 |
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著者紹介
金 滋東(著者):1928年、上海臨時政府庁舎に近い上海市愛仁里で独立運動家の父・金毅漢と母・鄭靖和との間の一人息子として生まれた。祖父は東農・金嘉鎭である。金九、李東寧、李始榮ら独立運動家にかわいがられ臨時政府とともに成長した。1946年、祖国に戻り普成中学とソウル大学校法学科を経て、『朝鮮日報』『民族日報』などで記者として活躍するが、5・16クーデターで執権した朴正熙が『民族日報』の趙鏞壽社長を死刑にしたことで言論界を去った。クーデター直後民主共和党の要職に就くことを請われたが、これを拒否し、軍事独裁政権と距離を置いたことは広く知られている。民主化運動に寄与しようと1980年代に『朝鮮戦争の起源』(ブルース・カミングス著)、『毛沢東伝記』(ハン・スーイン著)などを翻訳した。1987年6月抗争で改正された憲法前文に大韓民国臨時政府の法統が記されたことを契機に、臨時政府の資料を発掘・整理し、その意義を伝える事業を始め、この事業を民間運動に継承しようと2004年に社団法人・臨時政府記念事業会を立ち上げ、今日に至るまで会長として活動している。「民族日報事件真相究明委員会委員長」として活動してきた筆者と遺族…
宋 連玉(翻訳):1947年、大阪府生まれ。青山学院大学名誉教授。著書に『脱帝国のフェミニズムを求めて――朝鮮女性と植民地主義』(有志舎)、共編著に『分断と対立を超えて――孤高の民族教育者・李慶泰の歩み』(海風社)、『軍隊と性暴力─20世紀の朝鮮半島』(現代史料出版)など、共著に『近代朝鮮の社会と思想』(未來社)、『「韓国併合」100年と日本の歴史学』(青木書店)、『講座 東アジアの知識人』(有志舎)、『歴史のなかの在日』(藤原書店)、『「慰安婦」問題を/から考える――軍事性暴力と日常世界』(岩波書店)、『ジェンダーから見た世界史』(大月書店)、『戦後日本の〈帝国〉経験』青弓社、『人々がつなぐ世界史』(ミネルヴァ書房)など、翻訳に『私の文化遺産踏査記2』(兪弘濬著、法政大学出版局)などがある。
内容
母・鄭靖和の『長江日記』に続き二代にわたって臨時政府の志を守り抜いた市井の韓国人の歴史的自伝。著者は1928年に大韓民国臨時政府で生まれ17歳で解放を迎え、南北分断・朝鮮戦争・独裁政権と続く激動の韓国現代史を言論人、実業家として誠実に生き抜く。