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韓国・基地村の米軍「慰安婦」~国家暴力を問う女性の声~(世界人権問題叢書 114)
金 貞子,
セウムト
著
金 賢善
編
秦 花秀
他
発行年月 |
2023年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
389p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/社会問題・社会運動 |
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ISBN |
9784750355573 |
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商品コード |
1035991080 |
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NDC分類 |
368.4 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年05月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035991080 |
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著者紹介
金 貞子(著者):私は基地村女性である。ソウルで生まれ、一六歳のときに基地村に人身売買され、その一生を基地村から逃がれることができなかった。基地村で付けられた名前で今まで生きてきたが、証言だけは両親に付けてもらった名前を使いたかった。そうすることによって、ようやく自分の名前を取り戻すことができた。私は金貞子だ。自分のために、私の同僚のために、そして私のような苦痛を経験しているかもしれない名も知らない誰かのために基地村女性運動をしているセウムトの活動家である。微力ではあるが、こうした私の努力が他の基地村の姉さんたちに少しでも役に立つことを願う次第である。
セウムト(著者):セウムトは一九九〇年代に基地村の活動をしていた大学生たちと基地村女性たちが共に設立した女性団体である。東豆川および、平沢、議政府、群山などの全国の基地村で基地村女性たちに会ってきた。基地村女性たちの苦痛を社会に知らせるために努力し、この問題を解決するための新しい政策に取り組みながら、基地村女性たちが基地村から逃れて自立できるように支援している。最近のセウムトの話題は、老の病いで苦しむ高齢の基地村女性たちが増えるにつれ彼女たちの残りの人生とこれから迎える死の準備をどのようにしていくのかということである。
金 賢善(編者):ソウルで生まれ、梨花女子大学数学科と聖公会大学市民社会福祉大学院を卒業した。二一歳のときに基地村女性たちに初めて出逢い、約二〇年間その女性たちと基地村で共に過ごしてきた。最初は基地村女性たちを助けるために始めたが、一緒に暮らしてみると自分を助ける道であったということに気づいた。今も続く基地村女性たちの苦痛を目撃するたびに、このようなことが誰によって、なぜ起きているのかを明らかにしたいという思いが一層切実になった。私たちだけの力だけでは難しいかもしれないが、基地村女性たちの生涯を必ず歴史に残し、これから誰かがこの問題を解決することができるようにすることが私の夢である。
秦 花秀(他):文教大学教員。早稲田大学国際関係学(博士)。専門はジェンダー研究。共訳に韓洪九著『韓洪九の韓国現代史1』平凡社(2003年)、韓洪九著『韓洪九の韓国現代史2』平凡社(2005年)、曺恩著『沈黙で建てた家』平凡社(2004年)など。
内容
自発的に性を売ったとみなされてきた、米軍基地周辺の性売買女性たち。だが、彼女たちは朝鮮戦争以降、公式的に「慰安婦」と呼ばれ国に管理された存在だった。基地村で生きた一人の女性の証言が、日本軍「慰安婦」制度から連続する国家暴力の実像を映し出す。