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みんなで決めた「安心」のかたち~ポスト3.11の「地産地消」をさがした柏の一年~
五十嵐泰正,
「 安全・安心の柏産柏消」円卓会議
著
発行年月 |
2012年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
260p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/農業・食糧 |
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ISBN |
9784750512303 |
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商品コード |
1012007922 |
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NDC分類 |
611.46 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2013年01月2週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2013/01/06、読売新聞 2013/12/22 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1012007922 |
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著者紹介
五十嵐泰正(著者):筑波大学大学院人文社会系准教授。専門は都市社会学・ 国際移動論。生まれてこのかた38年間暮らしてきた柏市で、音楽や手づくり市などのイベントを数多く行ってきた「ストリート・ブレイカーズ」に05年より参加、まちづくりに実践的に関わる。編著に『労働再審2 ――越境する労働と〈移民〉』(大月書店)。『エコノミスト』『POSSE』『現代思想』、ウェブサイト「シノドスジャーナル」などにも寄稿。
「 安全・安心の柏産柏消」円卓会議(著者):柏の若手商工業者や農家により結成されたストリートブレイカー
ズの声かけにより、2011年7月に発足した、消費者・生産者・流通
業者・飲食業者の四者会議。安全基準や測定方法、情報公開など
をひとつひとつ決めて実行することで、放射能対策にとどまらない
柏野菜のブランディングを目指す。
内容
ホットスポットで築かれた〈信頼〉
東京の東側におけるカルチャーの発信地であり、ベッドタウンとしても発展
を続けてきた千葉県柏市。その暮らしやすさの背景にあったのが「地産地
消」でした。しかし、放射能汚染により「地」と「産」と「消」の信頼は分断され
ました。
しかし柏の住民と生産者、流通業者と飲食店主の四者は、自ら安心と信頼
を再構築する道を選びます。「『安全・安心の柏産柏消』円卓会議」では、利
害の異なる人たちが熟議により「安全」のルールをつくり、協働により「安
心」を発信しつづけています。
一緒に土壌を測定し、野菜を測定し、売り場とリンクしたホームページで情
報公開を行う……お題目で終わりがちな「地産地消」を危機のさなかから
実現した柏の一年間を、ドキュメントや関係者のインタビューなどで克明
に再現。
「食」「安全」「地域」「熟議」……普遍的な問題へのひとつの答えを、柏が全
国に向けて投げかけます。