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色彩から読み解く「源氏物語」
江崎 泰子
著
発行年月 |
2024年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
254p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784750518442 |
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商品コード |
1038615514 |
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NDC分類 |
913.36 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年07月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038615514 |
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著者紹介
江崎 泰子(著者):長年、編集者として雑誌や単行本の企画・制作に携わった後、1988年、末永蒼生とともに(株)ハート&カラーを設立。色彩心理とアートセラピーの専門講座「色彩学校」の運営や講師を行うかたわら、色彩関係の出版企画、カラーデザインの仕事なども手がける。
色彩の中でもとくに日本の伝統色に関心が高く、着物や歌舞伎、浮世絵などの日本文化を色彩を通して研究。平安の色に関しては、染織家・吉岡幸雄、装束研究家で作家・近藤富枝、『源氏物語』研究家・潮崎晴などに師事。『源氏物語』から江戸の流行色まで、色彩心理の視点も交え、その魅力を伝えている。
末永との共著に『色彩学校へようこそ』(晶文社)、『色彩記憶──色をめぐる心の旅』(PHP研究所)、『色から読みとく絵画──画家たちのアートセラピー』(亜紀書房)などがある。
内容
〈紫式部は色に何を託したのだろう?〉
●最愛の女、紫の上は赤紫と紅。
●ひと夏の恋の相手、夕顔はラベンダー色。
●よき相談相手、花散里は露草の青。
●出家をした藤壺、空蟬は墨のようなグレーの鈍色(にびいろ)。
稀代の色彩コンダクター・紫式部が『源氏物語』に織り込んだ「色の謎」を読み解く!
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〈「紫のゆかりの物語」は色の玉手箱〉
萌黄色(もえぎいろ)、桜色、茜色(あかねいろ)、菫色(すみれいろ)、桔梗色(ききょういろ)……。
平安時代、貴族たちは衣装を自生の植物で染め上げ、それらをいくえにも重ねて身に纏っていた。
その色のコーディネートは「重ね色目」と呼ばれ、桜重ね、紅梅重ね、柳重ね、蟬の羽重ね、紅葉重ね、雪の下重ね……四季折々の美しさに富んだ名を持つ。
それらを今に伝えるのが「源氏物語」だ。
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〈『源氏物語』はビジュアル小説〉
物語は、登場人物たちのきらびやかな衣装、交わされる文、華やかな年中行事など、色彩に溢れている。
女房として宮廷に仕えた紫式部は、確かな観察眼と天才的な色彩感覚で、それらの色に女性たちの喜びや悲しみ、嫉妬、生きづらさを託している。
本書は、紫式部が物語に織り込んだ色を、色彩学や心理学の観点から読み解き、1000年前の女性たちの実像に迫る。