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ピクチャレスクとイギリス近代
今村 隆男
著
発行年月 |
2021年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
2p,486p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/哲学/美学 |
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ISBN |
9784755304262 |
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商品コード |
1033728898 |
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NDC分類 |
701.1 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2021年11月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033728898 |
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著者紹介
今村 隆男(著者):和歌山大学教育学部教授、専門はイギリス文学・文化、博士( 文学)広島大学、学位論文:『風景の「調和」 への視点─ピクチャレスクからワーズワスへ─』、 主な著書にCentre and Circumference: Essays in English Romanticism (Kirihara Shoten、1995年、共著)、『地誌から抒情へ─イギリス・ロマン主義の源流をたどる』(明星大学出版部、 2004年、 共著)、『英文学の地平─テクスト・人間・文化─』( 音羽書房鶴見書店、 2009年、 共著) 他。
内容
ピクチャレスクが流行した18世紀後半は、産業・農業革命やフランス革命などを背景にして社会が急速に変化し始めた、まさにイギリス近代が始まった時期である。本書は、ピクチャレスクの多岐にわたる文献の中から観光、庭園そして建築という三つの分野における作品を分析することを通して、ピクチャレスクの風景の多面性や重層性を明らかにし、この時代の風景論のパラダイムの変容を明らかにすることを試みる。
[目次]
序章 サンドゥビーの風景
第1章 ピクチャレスクとは何か
1 ピクチャレスクの展開
2 ピクチャレスクと観察
3 ピクチャレスクと革命
4 ピクチャレスクと森林
5 ピクチャレスクの世界観
6 ピクチャレスクのエネルギー
第2章 ピクチャレスクと観光
1 風景の定型化─ギルピン『ワイ川観察紀行』
2 ピクチャレスク理論の実践─ギルピン『湖水地方観察紀行』
3 ピクチャレスク・ツーリズムの世俗化─ウェスト『湖水地方案内』
4 自然と文明の対立─ギルピン『ハイランド観察紀行』
第3章 ピクチャレスクと庭園
1 庭園論の礎石─ウェイトリー『現代造園論』
2 庭園論の変遷─メイスン『イギリス庭園』
3 庭園と樹木─マーシャル『植林と装飾庭園』
4 ピクチャレスク理論の完成 (一)─ナイト『風景:教訓詩』
5 ピクチャレスク理論の完成 (二)─プライス『ピクチャレスク論』
第4章 ピクチャレスクと建築
1 コテージ・コテージャーの理想化
2 ピクチャレスク理論とコテージ
3 建築書の中のコテージ
4 労働者用コテージの改良
5 コテージと装飾
6 ピクチャレスク・コテージの進展
7 ピクチャレスクと村
終章 ラグルズ「ピクチャレスク農業」
あとがき
注釈 / 参考文献 / 図版一覧 / 索引