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中古中世語論攷(研究叢書 475)
岡崎 正継
著
発行年月 |
2016年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
3p,256p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/言語学/日本語 |
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ISBN |
9784757607927 |
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商品コード |
1020530423 |
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NDC分類 |
810.23 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2016年07月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020530423 |
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著者紹介
岡崎 正継(著者):昭和9年高知県生まれ。國學院大學名誉教授。博士(文学)。著書に「国語助詞論攷」など。
内容
本書は、中古語中世語に関する著者のこれまでの研究をまとめた論文集であり、語法篇・語彙篇・キリシタン資料篇の三篇から成る。語法篇では、推定伝聞の助動詞「なり」の承接と意味、「今夜」「夜前」の指す時間と助動詞「つ」「き」の用法、「給ふる」「侍り」の用法の差、「申す」「聞こえさす」「聞こゆ」の敬意の差、受益敬語「てたぶ」の成立、形容詞「遅し」の用法について論じる。語彙篇では、『首書源氏物語』に見られる「ときとき」「ときどき」の使い分け、一般に濁って読まれる「調ず」「らでん(螺鈿)」が清音であったこと、「けそん」が「家損」ではなく「気損」であること、「ウソ」「ハッケヨイ」の語源について論じる。キリシタン資料篇では、ポルトガル語の文法書と辞書を用いて、オ段長音の開合、日葡辞書の和訳の問題と「請け負ふ」「アサガレイ(朝餉)」「サメ・フカ・ワニ」の語義について論じる。