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王朝和歌史の中の源氏物語(研究叢書 527)
瓦井 裕子
著
発行年月 |
2020年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
12p,290p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784757609655 |
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商品コード |
1032336051 |
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NDC分類 |
913.363 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年11月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032336051 |
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著者紹介
瓦井 裕子(著者):兵庫県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。就実大学人文科学部講師。論文に「歌合における『源氏物語』摂取歌―源頼実と師房歌合をめぐって―」(『中古文学』・第96号・2015年12月)などがある。
内容
『源氏物語』の表現に着目し、表現の類同性と、表現摂取の方法について論じる。前半部は、作中の表現と同時代の和歌表現との比較を通し、その表現の背景を詳らかにしていく。後半部は、平安時代中期から後期にかけて、『源氏物語』の表現が和歌に摂取されていく過程・受容の諸相を、実証的な調査検討によって詳らかにする。全編を通して、和歌と散文作品との接点を丁寧に紐解きながら、平安時代中期から鎌倉期にかけての文学的交叉を浮かびあがらせ、物語摂取の具体的様相を文学史に位置付ける。和歌表現という新たな指標を用い、これまでの『源氏物語』享受史研究を塗り替えることを試みる。