Rebecca Calman（著者）：京都外国語短期大学キャリア英語科教授。修士（MA）カリフォルニア大学ロサンゼルス校（アメリカ）。修士（歴史学）。専門は、文化、語学教育。論文：Effects of Book Displays on Library Circulation Patterns Some Results from an Extensive Reading Program（単著、SELL 37、83-96、2021）、Integrating Critical Thinking Activities into the English Communication Lesson （単著、SELL 35、1-21、2019）、高等学校英語検定教科書Departure English Expressionシリーズ（英文校閲、大修館書店、2014.4 ～ 2018.3）。
谷村 緑（著者）：立命館大学情報理工学部准教授。大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士（言語社会学）。専門は、応用言語学、言語教育。論文、コラム：『メタファーで学ぶ発想の違い―認知言語学の観点から―』（共著、JACET Journal（大学英語教育学会紀要） 45、95-109、2007年）、『メタファーで学ぶ詩学―認知言語学の観点から―』（共著、JACET Journal（大学英語教育学会紀要）48、81-93、2009年）、『メタファーで覚えるイディオム』（共著、『英語教育』、大修館書店、vol. 67 2018.4 ～ 2019.3）。
仲本 康一郎（著者）：山梨大学教養教育センター教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士（人間・環境学）。専門は、認知言語学、言語教育。著書、論文：『概念化と意味の世界 認知意味論のアプローチ』（共著、研究社出版、2008年）、『はじめて学ぶ認知言語学 ことばの世界をイメージする14章』（共著、ミネルヴァ書房、2020年）、『講座 言語研究の革新と継承4 認知言語学I』（共著、ひつじ書房、2020年）。

本書は、現在、英語教育の分野で脚光を浴びている認知言語学の考え方を応用し、イディオムを成り立たせている豊かな比喩の世界を解き明かしていきます。また、メタファー思考への気づきを促すことによって、ことばの深い理解につながる効果的な語彙学習の可能性を提案します。これまで無意味な語の集まりとして丸暗記するしかなかったイディオムの学習が、有意義で楽しい学びの機会へと変わっていくことを期待しています。