社会的処方~孤立という病を地域のつながりで治す方法~
西 智弘, 藤岡 聡子, 横山 太郎, 守本 陽一, 森田 洋之, 井階 友貴, 村尾 剛志 著
著者紹介
内容
目次
はじめに はじまりは一人の婦人からだった ■1章 目に見えない「孤立」という病 地域とのつながりが未来を照らす つながりがないことは寿命を縮める 日本において本当に社会的孤立は存在するのか? イギリスにおける社会的孤立と「孤独担当大臣」 イギリスの社会的処方 イギリスの社会的処方の例 言葉ではなくアートで対話する「drawing life」 社会的処方は人を「健康」にすることを目的にするのではない マイナスをプラスにするのではなくプラスをダブルプラスへ! ■2章 社会的処方のカナメ リンクワーカー 「暮らしの保健室」ができるまで 暮らしの保健室は「対話を通じて自らを取り戻す場所」 リンクワーカーとはつながりを作る人 例えばこんなリンクワーカー:ブロムリー・バイ・ボウセンター ABCD:どんな人でも地域を良くする力を持っている! リンクワーカーの育て方:BBBCの場合 日本では「みんながリンクワーカー」にしようよ 制度にするのか、文化にするのか 「みんながリンクワーカー」になることで、あなたも楽になる 私たちが考える「リンクワーカーらしさ」とそのスキル 日本のリンクワーカー:コミュニティユースワーカー ■3章 社会的処方を市民の手で 市民による意思決定支援 Lay navigatorとCo-Minkan 公民館とCo-Minkan 社会的処方研究所 社会的処方研究所を大きく変えた「アカギさんの事例」 孤独を愛する人は、つなげる必要はない? ■4章 まちに医療者が関わる 日本で広がる社会的処方① 医師が屋台をひいて、コーヒーを配る 医療で人は呼べないという原体験 「医療者である○○さん」から「モバイル屋台の○○さんは医療者だった」に 巻き込むことで、その人らしさを内包する 巻き込まれることで、気づいたら健康になる街へ 小規模多機能なモバイル屋台の役割 食べることを通じて孤立を防ぐ 「みんなで食べる」が生きるを支える タバコはやめられるか?愛煙家座談会と愛煙家登山 禁煙するつもりなし! 愛煙家で集まろう 愛煙家で山に登ろう 愛煙家で主張しよう 何が人を動かすのか ■5章 暮らしを彩る年の差フレンズ 日本で広がる社会的処方② 高齢者と学生が一つ屋根の下で暮らす次世代下宿「京都ソリデール」 まちに帰属する「書生生活」 高齢者住宅のあらたな取り組み 「仕事付き高齢者住宅とは」 全国に広がる「ごちゃまぜ」の社会 ■6章 リンクワーカーからみた社会的処方のタネ 「本」を媒介にして人がつながっていく こすぎナイトキャンパス 「かってにやると、おもしろくなる」 連鎖するまちの文化 身体を流れる音楽 福祉施設×劇場「アーティストとともに過ごす時間」 アートの世界に広がる社会的包摂(social inclusion) アートの力で高校中退者を減らす 劇場からもっとも遠い人たちに、アートを届ける 「進化系スナック?」 対話式カレー屋の目指す未来 こども食堂と丸亀市「ばば食堂あんもち部屋」 ばば食堂に「帰る」子どもたち おわりに 「はじまりの婦人」にもう一度会えたら
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