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家族実践の社会学~標準モデルの幻想から日常生活の現実へ~
デイヴィッド H.J.モーガン
著
野々山 久也,
片岡 佳美
翻訳
発行年月 |
2017年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
10p,303p,15p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/社会組織・社会集団 |
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ISBN |
9784762829864 |
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商品コード |
1025019663 |
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NDC分類 |
361.63 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年09月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025019663 |
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著者紹介
デイヴィッド H.J.モーガン(著者):1937年ロンドン生まれ。マンチェスター大学名誉教授。イギリス社会学会会長を歴任。専門は理論社会学、家族社会学。家族や日常生活ならびに親密な関係性に関しての多くの研究業績がある。
内容
家族することとは何か? 多様化する家族を「動的存在」として認識するために,「家族実践」という概念を提案。時間と空間,身体,感情,家族研究の倫理的転回,労働と家族との連接化など,重要なテーマとの関連性を論じる。標準モデルにもとづく規範型家族の呪縛から放れて,絶えず変化し構築される「日常的な家族生活」のリアルに迫る革新的なアプローチ。 ◇目次 第1章 最初の前提 1 はじめに 2 実践 3 「家族実践」における「家族」 4 本書の概要 第2章 実践の位置づけ(その1)―用語の定義とその範囲― 1 はじめに 2 意味の微妙な相違 ―辞書上での定義づけ― 3 専門的職業の行使とは何か 4 理論とプラクティス 5 行為 6 習慣 7 その他の意味 8 結びとしての所見 第3章 実践の位置づけ(その2)―代替的アプローチとの類比― 1 はじめに 2 親密性,個人的生活,および布置連関 3 布置連関 4 その他のアプローチ 5 むすびに 第4章 発展と困難 1 はじめに 2 「家族実践」についての活用方法と発展 3 家族を表示すること 4 批判的な争点 5 むすびに 第5章 時間,空間,そして家族実践 1 はじめに 2 空間の多様性 3 時間の多様性 4 時間と空間の多様性 5 むすびに 第6章 身体と家族実践 1 はじめに 2 家族の凝視 3 身体化された知識 4 身体的密度 5 身体的ケア 6 食物,賄い,そして家族実践 7 暴力 8 ライフコースを超えての身体化 9 むすびに 第7章 感情と家族実践 1 はじめに 2 感情労働/感情仕事 3 家族と感情作業 4 感情のマッピング 5 コンテクストにおける家族 6 結びとしての所見 第8章 家族研究における倫理的転回 1 はじめに 2 関連性のある概念 3 倫理的な家族実践 4 「倫理的転回」―想定される制約― 5 結びとしての所見 第9章 労働/家族の連接化 1 はじめに 2 なぜこれが問題なのか 3 労働と家族との連接化―いくつかの重要なテーマ― 4 むすびに 第10章 結論 1 はじめに―目的の再検討― 2 その他の繋がり 3 方法論的な問題 4 「家族」実践の何がそれほど特殊なのか 5 むすびに―つぎはどこへ―