ラテンアメリカと国際人権レジーム~先住民・移民・女性・高齢者の人権はいかに守られるのか?~(同志社大学人文科学研究所研究叢書 63)
松久 玲子, 柴田 修子, 村上 勇介, 村川 淳, 額田 有美, 坂口 安紀, 宇佐見 耕一 著
著者紹介
内容
目次
はじめに 序章 国際人権レジームとラテンアメリカにおける人権保護 宇佐見耕一 はじめに 1 国際人権レジーム 2 ラテンアメリカにおける人権問題 3 本書の構成 第1章 アルゼンチンにおける高齢者保護と国際人権レジーム 宇佐見耕一 はじめに 1 高齢者に関する国際人権レジーム・コンプレックス 2 国際高齢者人権レジームがラテンアメリカに与えた影響――アルゼンチンを中心に―― 3 アルゼンチンの高齢者社会保障制度の拡充 おわりに 第2章 メキシコにおける家事労働者の労働と人権をめぐる権利保障 松久玲子 はじめに 1 家事労働者条約と国際人権レジーム 2 メキシコの家事労働者政策 3 メキシコにおける家事労働者条約の実効性 おわりに 第3章 メキシコにおける移民/難民の法整備と実態 柴田修子 はじめに 1 国際レジームの形成とメキシコにおける法整備 2 メキシコにおける移民/難民の実態 3 多様化する移民/難民の姿 おわりに 第4章 国際人権レジームと先住民――ペルーの事例―― 村上勇介 はじめに 1 ペルーの先住民をみる視角 2 先住民をめぐる国際人権レジームとペルーでの先住民をめぐる動き 3 事前協議の法整備とその実践 おわりに 第5章 ペルー南部アマゾン地域,マドレ・デ・ディオス州における違法金採掘問題と先住民社会の現在 ――2010年代,事前協議枠組みの編成を見据えつつ―― 村川淳 はじめに 1 本章の視角 2 調査地及び調査の概要 3 アラサイレ共同体の歩み 4 金採掘 5 2000年代――迷走する法制度と先住民の呼応―― 6 2010年代――事前協議枠組みの編成の裏模様―― おわりに 第6章 先住民居住区に生きる人びとと国際人権レジーム――コスタリカの事例―― 額田有美 はじめに 1 先住民族の権利に関する国際レジームとコスタリカでの法制化の動き 2 「自治」,「土地,領土」分野での先住民居住区への影響――住民たちの視点から―― 3 「教育」分野での先住民居住区への影響――住民たちの視点から―― おわりに 第7章 ベネズエラにおける人権侵害と国際人権レジームの関与 坂口安紀 はじめに 1 国際人権レジームの形成 2 ベネズエラの人権状況 3 国際人権組織によるベネズエラの人権状況への関与 おわりに 終章 国際人権レジームのラテンアメリカにおける影響 宇佐見耕一
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