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恥の烙印~精神的疾病へのスティグマと変化への道標~
スティーブン・P.ヒンショー
著
柳沢 圭子
翻訳
石垣 琢麿
監修
発行年月 |
2017年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
454p,35p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経科学 |
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ISBN |
9784772415668 |
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商品コード |
1024890827 |
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NDC分類 |
493.7 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2017年09月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024890827 |
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著者紹介
スティーブン・P.ヒンショー(著者):カリフォルニア大学バークレー校教授。『Psychological Bulletin』誌編集長、発達臨床心理学およびADHD研究の世界的権威。
内容
カルフォルニア大学バークレー校教授にしてPsychological Bulletin誌編集長を務め、発達臨床心理学およびADHD研究の世界的権威であるスティーブン・ヒンショーによる、心理学にもとづく包括的な精神障害者スティグマ論。これまで哲学、社会学、社会精神医学、社会心理学で研究成果が蓄積されてきたスティグマ研究だが、本書は臨床心理学者の手による精神障害へのスティグマに関する包括的な著作であり、精神障害論をはじめ、進化心理学によるスティグマ論や、子どものスティグマなど、早急に研究を発展させなければならないにもかかわらず類書ではほとんど扱われていない領域についても詳しく解説されている。社会一般からだけでなく、他の当事者や医療者からもスティグマが与えられてしまうという事実は衝撃的である。日本でも精神医療全体に対する社会からのスティグマはいまだ根強いが、2016(平成28)年に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」が施行されるなどスティグマ軽減のための法整備は進み、日本におけるアンチ・スティグマ運動にも注目が集まっている今、本書は精神医療および関連領域の初学者のテキストとなることはもちろんのこと、ベテラン臨床家や研究者が自らの態度を問い直すうえでも極めて有用といえる。心理職のみならず、精神障害に関わる医療、福祉、教育領域で臨床・研究を実践するすべての援助職・研究者にとって必携のアンチスティグマ論。