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虐待にさらされる子どもたち~密室に医学のメスを:子ども虐待専門医の日常~
ローレンス・R.リッチ
著
溝口 史剛
翻訳
発行年月 |
2020年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
281p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/小児科学/小児科学 |
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ISBN |
9784772417433 |
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商品コード |
1031339869 |
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NDC分類 |
493.92 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年02月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031339869 |
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著者紹介
ローレンス・R.リッチ(著者):タフツ大学小児科臨床教授。米国小児科学会認定小児科専門医。米国小児医学委員会認定子ども虐待専門医。メイン州スパーウィンクの子ども虐待プログラム医療部長。
内容
本書は決して難解な医学書ではありませんが、エンターテイメントに重きを置いた爽快な一般書でもありません。そこにあるのは虐待医療の黎明期から現在に至るまで、現場の実務者として第一線で関わり続けてきたリッチー医師を通して語られる圧倒的なリアルな物語です。本書で語られる物語は、日本でもここかしこで生じている問題でもあります。医療者にすらほとんど知られていない子ども虐待専門医の日常を追体験できる本書は、既に虐待が重大事態に発展してしまった子どもと家族を守るために、我々大人が何を学び、何をなすべきか、関係機関が真に協働することがいかに重要であるのかを、気づかせてくれるでしょう。また同時に、地域社会の総合力の欠如の結果生じると言わざるを得ないこのような事例の発生を防ぐために、現場の地道な取り組みこそが重要であることも明示しているのです。