越境する言の葉~世界と出会う日本文学~
内容
目次
「序文 井上 健 総論 はじめに 文学的想像力へのみち ―日本比較文学研究の状況と課題 ― 中川成美 「翻訳の距離」と比較文学の前線 稲賀繁美 アジア語圏 中国における日本文学 劉 建輝 近代韓国における日本文学の翻訳と文化政治 尹 相仁 東南アジアにおける日本文学 平松秀樹 欧州語圏 フランスにおける日本文学 倉智恒夫 ドイツ語圏における日本文学 イルメラ 日地谷= キルシュネライト スペインにおける日本文学 マリア=へスス デ・プラダ=ビセンテ ロシア語初訳の宮沢賢治集Миядзава Кэндзи Звезда Козодоя (よだかの星)サンクトペテルブルク2009年 柳 富子 英米語圏 英語圏における日本文学受容の昨今 榊 敦子 イギリスにおける日本文学 — ステレオタイプの功罪 新井潤美 日本SFその受容と変容 巽 孝之 世界のなかの日本文学 『万葉集』とその海外での理解 中西 進 世界の中の歌舞伎 ― 海外公演にみる普遍と特殊 ― 河竹登志夫 海外における日本文学の受容 武田勝彦 日本語文学の越境的な読みに向けて 西成 彦 各論 アジア語圏 中国における日本近代文学の初期受容 ― 翻訳集『現代日本小説集』(魯迅・周作人共訳)について 李 雪 『源氏物語』の中国語訳 ― 豊子愷訳の成立を中心に― 呉 衛峰 中国における芥川龍之介文学の翻訳 ―『支那游記』を中心に― 姚 紅 欧州語圏 フランスにおける「詩」概念の変革と日本古典詩歌受容 金子美都子 フランス語の井原西鶴 ―『浮世の月』における試み― 畑中千晶 フランスにおける谷崎潤一郎 大島眞木 フランスにおける江戸川乱歩と横溝正史の受容 間瀬玲子 1930 年代フランスに於ける二冊の日本詩翻訳アンソロジー 佐藤伸宏 ドイツ・オーストリア・ガリチアにおける『寺子屋』劇受容の概観 田中徳一 ドイツにおける森鷗外の受容と反響 ―『舞姫』の翻訳を中心に― 金子幸代 ドイツにおける村上春樹 ― その受容と評価 ― 野村廣之 ヨーロッパの少女マンガにおける「日本」―Yonen Buzz とPink Diaryを例として― 平石典子 スペイン語圏における俳句受容 太田靖子 ロシア日本学の父 ニコライ・コンラドの『源氏物語』紹介 ― 手法の 分析から世界文学的観点の評価へ ― 土田久美子 ロシアが見た『坊っちゃん』― 「橋」をわたり、「橋」をかける― 溝渕園子 英米語圏 英米における能楽愛好者たち ― エズラ・パウンドの創作能「トリスタン」を中心に ― 児玉實英 ゲーリー・スナイダーの宮沢賢治受容 鈴木瑠璃子 E・G・サイデンステッカーと日本文学 ・日本文化 小田桐弘子 アメリカにおける村上春樹の受容 芳賀理彦 海外における「忠臣蔵」― 翻案と研究 佐伯順子 あとがき 私市保彦 索引 日本文学翻訳史年表(1904 ~ 2000 年)水野太朗/西田桐子/友田義行/泉谷瞬
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