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マルチナショナリズム~ケベックとカナダ・連邦制・シティズンシップ~
アラン=G.ガニョン,
ラファエル・イアコヴィーノ
著
古地 順一郎,
柳原 克行
翻訳
丹羽 卓
監修
発行年月 |
2012年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
403p,15p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/政治学一般 |
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ISBN |
9784779117657 |
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商品コード |
1009160411 |
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NDC分類 |
312.51 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2012年05月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1009160411 |
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著者紹介
アラン=G.ガニョン(著者):1954年生まれ。ケベック大学モントリオール校の政治学科教授。
ラファエル・イアコヴィーノ(著者):1973年生まれ。カールトン大学政治学部助教授。
内容
ケベックが行った政治的意思表明を見ながら自決の歴史を探求する
「ケベック問題」はカナダ人なら誰でも馴染みの問題である。とはいえケベック以外では反発を招くことが多い。それは果てしない政治的難題を触発するからだ。カナダは「開かれたマルチナショナルな連邦」となる可能性を持っている。そうした考えと立憲連合に向けての新しいアプローチを提示する。ケベックは自決権を己の存在をかけて執拗に追及し、それを揺るがせにできないものとして一貫して主張してきた。その過程でマルチナショナルな連邦制をめぐって成長している研究領域にあって、ケベックのケースは重要な中心点となった。理由は複数のネイションからなる国家には憲法上いくつかの可能性があるなかで、どのように交渉を進めるかという点でケベックのケースが実りある規範となり得るからだ。カナダは、歴史、社会、そしてネイションの多様性に見合った固有の原理がある。それに基づいて最終的には自身を構築するカナダの将来展望のためにケベックのケースは貢献できる。カナダは「モデル」となる国として成長してきたが 現在は自己検証の途上にある。「ケベック問題」は「カナダ人とは何者か」を考えるための本質的な問題として受け取られなければならない。
[第22回カナダ出版賞受賞]