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エスニック・アメリカを問う~「多からなる一つ」への多角的アプローチ~
「人の移動とアメリカ」研究プロジェクト
編
飯野 正子
他
発行年月 |
2015年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
293p,52p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/労働経済・人口 |
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ISBN |
9784779121593 |
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商品コード |
1018128366 |
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NDC分類 |
334.453 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2015年12月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1018128366 |
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内容
執筆者はみな、津田塾大学で飯野正子(津田塾大学前学長)の セミナーで研鑽を積んだ。 アメリカ研究や移民研究の分野では、トランスナショナル、 ボーダーランドが研究の主要キーワードとなって久しいが、 飯野氏は早くから理論だけに依存しない歴史家としての徹底した 史料の検証によるいわば「下から」のトランスナショナルな様相の 炙り出しを行なってきた。 また飯野氏は、『エスニック・アメリカ』(有斐閣、1984年)等を通じて、 アメリカがエスニシティ・人種の多様な社会であり、 そのために生じたさまざまな状況や問題を日本に紹介することに 大きく貢献してきた研究者の一人。 本書は、アメリカ史における日系人を中心とした さまざまな移民の事例研究を基本としながら、各メンバーが 従来の研究では見落とされてきた内容を考察し、 その研究成果の一部を論じている。 テーマは多岐にわたっているが、地道かつ丹念な資料収集および 資料の解読と分析を経て執筆にあたっていることは、 各研究の共通点の一つして挙げられる。 丁寧な実証研究の成果は、流行の論争にも揺るがず、 長く読み続けられ、そこに人や社会のありようについての普遍性が読みとれる。