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黒いチェコ(フィギュール彩 37)

増田 幸弘  著

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価格 \1,980(税込)         

発行年月 2015年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 207p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/ドイツ・オーストリア・スイス史
ISBN 9784779170409
商品コード 1018441963
NDC分類 234.8
基本件名 チェコ-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2015年10月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1018441963

著者紹介

増田 幸弘(著者):1963年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。フリー編集者・記者。スロヴァキアを拠点に、日本とヨーロッパを行き来して取材をおこなう。著書に「棄国ノススメ」など。

内容

人種の交差点・チェコのダークサイド! 1918 年にオーストリア帝国から独立して以来、チェコには およそ6つの体制が存在した。首都のプラハ、銀山があったクトナー・ホラ、 ユダヤ人収容所があったテレジーン、ナチス・ドイツの手で殲滅させられた リディツェ、近代的計画工業都市ズリーン、観光地として人気を集めた チェスキー・クルムロフ。チェコ史を考えるうえで意味ある街ばかりである。 チェコ史は2回にわたってつくりかえられた。 最初は1918 年、独立に際しナショナリズムの立場から愛国心豊かに書き 上げられた。このとき、建国にまつわる王妃リブシェに関する偽書まで出現。 次は1948 年、社会主義体制下、都合よく書き換えられた。ドイツの保護領 になったチェコを解放したのは米ソだが、いつしかアメリカの役割は無視。 こうして史実がゆがめられた。 それでも2000 年を境に「歴史」を正確にとらえなおそうという動きが出てきた。 とはいえ、「歴史」は一面的なものではない。視点をどこにおくかによって 「歴史」の見え方は変わる。通史や教科書は常に国の政策と 表裏一体の関係にある。本書では、「歴史」に対する考え方や感じ方が 変わっていく様子をとらえる。 日本を離れ、日本人を半ばやめることで、 自由に楽に考えられるようになるのである。

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