支えあいからつながる心~対人関係の心理学から~
内容
目次
第1部 支えあえる実感と生きる意欲 第1章 支えあえる心が見えにくい時代 1.命の誕生と危機 2.人は「ソーシャル・アニマル」 3.ネットではぬくもりは伝わらない 4.地球規模でつながる時代のつながり孤独 5.人との距離の大切さ 6.自立の基礎は困ったときに助けを求められる態度 7.本章のまとめ 第2章 援助をすること,されること,そして援助を求める心と行動 1.“血は水よりも濃い”の心理 2.支えあう心と行動の科学 3.本章のまとめ 第3章 支えあう心のめばえと発達 1.支えあう心の発達 2.思いやりが伝わらない社会の歪み 3.本章のまとめ 第4章 結婚しないの? できないの? 1.結婚しない理由 2.ワーク・ライフ・バランスを実現するために 3.いつの間にか歪んでいる男女均等のバランス 4.職場と家庭どちらを支える? 5.子育てストレスが心身に影響を与える過程 6.本章のまとめ 第2部 支えあえることの喜びを育てる支援 第5章 助けを求めにくい子どもたち 1.本心では救いを求めている子どもたちへの理解と援助 2.助けを求める子どもたちの3つの意図 3.支えあう学級づくり 4.本章のまとめ 第6章 生徒を支える 1.ほめること,叱ること 2.子どもを伸ばすほめかた 3.叱りの意味 4.叱りと体罰 5.中学生は教師からどれくらい叱られているのか 6.叱られることをどのようにとらえているのか 7.叱りと援助要請 8.叱り方が難しい子 9.本章のまとめ:叱りを通じて,人を支える 第7章 青年期の子をもつ親への子育て支援 1.青年期の親にも子育て支援は必要 2.青年期の子どもをもつ親の先生に対する援助要請態度 3.思春期・青年期の子どもをもつ親の援助要請態度 4.本章のまとめ 第8章 特別な支援で生きる力を育む 1.学校教育が目指す生きる力とインクルーシブ教育 2.理解されにくい発達障害のある子どもたち 3.個々の特性を活かす通級指導の実践 4.実践により発見された課題 5.教師の実践スキルの養成 6.本章のまとめ 第9章 発達障害のある子どもたちに支えあえる仲間関係をつくる援助 1.発達障害児におけるSST 2.発達障害児に対するSSTの実際 3.本章のまとめ 第10章 病気の子どもを支える教育 1.どんなときにも教育は必要 2.病気になり入院したとき,学習を受けるための手続きについて 3.入院中,病気の子どもの教育にとって大切なこと 4.退院が決まって 5.前籍校(入院前にいた小中学校)にもどって 6.入退院を繰り返す場合 7.連携:小中学校ができること 8.今後の課題 9.病気の子どもを支える教育と支えあうこと 第3部 支えあうことの大切さに気づくとき 第11章 支えあっているはずの夫婦のくいちがい 1.はじめに 2.良好な夫婦関係とは 3.夫婦関係における性格の重要性 4.性格が「似ているかどうか」は重要ではない 5.夫婦の会話 6.夫(妻)を尊重するということ 7.関係を取り戻すために:コーピング 8.夫婦間でのユーモア 9.ユーモアコーピングの効果 10.本章のまとめ:支えあう夫婦を目指して 第12章 LGBTの理解と援助 1.多様なセクシャリティ 2.周囲の無知,無邪気や無関心で傷ついてきたLGBT 3.変わりつつあるLGBTへの意識 4.LGBTの理解・支援に向けて 5.本章のまとめ 第13章 超高齢社会のサクセスフル・エイジング 1.アクティブシニアのユージュアル・エイジングとサクセスフル・エイジング 2.共依存する高齢者夫婦 3.シニアの生活感情と日常生活の性差 4.サクセスフル・エイジングに向けた自己変革のイメージを持つ 5.本章のまとめ 第14章 動物と分かち合う幸せ1:アニマルセラピー 1.アニマルセラピーとは 2.アニマルセラピーの効果 3.課題と解決に向けて 4.結 び 5.動物と支えあうこと 第15章 動物と分かち合う幸せ2:馬の学校で育む心の絆 1.治療的乗馬とは 2.馬の特性 3.プログラムの実際:馬の学校での取り組みから 4.馬とのかかわりから学ぶこと 5.馬との出会いがもたらすもの 6.馬を介して,支えあうこと
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