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「グアム育ちの日本人」のエスノグラフィー~新二世のライフコースと日本をめぐる経験~

芝野 淳一  著

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価格 \2,970(税込)         

発行年月 2022年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 14p,284p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/労働経済・人口
ISBN 9784779516580
商品コード 1034457839
NDC分類 334.453
基本件名 日本人(アメリカ合衆国在留)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年05月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034457839

著者紹介

芝野 淳一(著者):大阪成蹊大学教育学部・講師。
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。
主著に「国境を越える移動実践としての進路選択:グアムに住む日本人高校生の存在論的移動性に着目して」(『異文化間教育』43,2016年)「日本人学校教員の「日本らしさ」をめぐる実践と葛藤――トランスナショナル化する在外教育施設を事例に」(『教育社会学研究』95, 2014年)。

内容

かれらの人生にとって「日本」とは一体何か。
なぜ、かれらは「日本」にこだわりをもち、「日本」に活路を見出そうとするのか。

グアムに移住した親たちに育てられ、進学や就職を機に日本への帰還を試みる「新二世」たちが、グアムと日本を行き来する中で多様な居場所(ホーム)を創り出していく姿を生き生きと描き出す!

かれらの口からは、グアムと日本を同時に生きることの喜びや幸せとともに、苦悩や葛藤が語られることがしばしばあった。特に印象的だったのは、グアムで生活しつづけることの不安と、日本で生活することの憧れが同時に語られたことだった。さらに驚いたのは、日本での生活を実現するために、進学や就職を機に日本への移住を試みる若者たちの存在である。興味深いことに、かれらはほとんど生活したことのない日本への移住を「日本に帰る」と表現していた。まるで自分が生まれ育った地元に戻るかのように、日本を目指すのである。(「はじめに」より)


●著者紹介
芝野淳一(シバノ ジュンイチ)
1986年生まれ。専門は教育社会学・移民研究。
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。現在、中京大学現代社会学部准教授。

主著に『移民から教育を考える――子どもたちをとりまくグローバル時代の課題』(共編著, ナカニシヤ出版, 2019年)、「新二世の帰還移住と「ホーム」の構築過程――グアムから日本に進学した大学生を事例に」(『移民研究年報』27, 2021年)、「「日本」を想像/創造しつづける新二世たち――グアム育ちの日本人青年のエスノグラフィー」(『異文化間教育』53, 2021年)、「日本人学校教員の「日本らしさ」をめぐる実践と葛藤――トランスナショナル化する在外教育施設を事例に」(『教育社会学研究』95, 2014年)。

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