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物理学基礎 第5版
原 康夫
著
発行年月 |
2016年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
5p,373p |
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大きさ |
26cm |
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ジャンル |
和書/理工学/物理学/理論物理学 |
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ISBN |
9784780605259 |
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商品コード |
1022704230 |
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NDC分類 |
420 |
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本の性格 |
テキスト |
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新刊案内掲載月 |
2017年01月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022704230 |
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著者紹介
原 康夫(著者):1934年 神奈川県鎌倉にて出生1957年 東京大学理学部物理学科卒業1962年 東京大学大学院修了(理学博士)1962年 東京教育大学理学部助手1966年 東京教育大学理学部助教授1975年 筑波大学物理学系教授1997年 帝京平成大学教授2004年 工学院大学エクステンションセンター客員教授この間,カリフォルニア工科大学研究員,シカゴ大学研究員,プリンストン高級研究所員.1977年 仁科記念賞受賞現在 筑波大学名誉教授
内容
本書は理工系学部の基礎教育としての物理学の教科書,参考書である.
最近,理工系の教育に対して,実際的な問題の発見と解決に応用できる能力の養成が求められている.
物理学の建設は,速度,加速度,質量,仕事,エネルギー,温度,電荷,電流,電場,磁場,⋯ などの物理量(概念) と分子,原子,電子などの実体を導入して自然現象を考察し,物理量の数学的関係である物理法則を発見するという過程を通じて行われてきた.この視点に立って物理学を学ぶことは,物理学の知識を単に習得するだけでなく,物理学的な見方,考え方も学ぶことになる.
数学は,いろいろな現象の数理的な面を抽象することによって誕生し,発展してきた学問である.抽象的な数学の概念を理解するには,具体的な事例に関連して数学の概念を知ることが有効であり,数学の応用能力を養成するには,物理的内容と使われている数学的手法を統合して学ぶことが重要であることは,物理と数学の発展の歴史を振り返れば明らかである.
上記の視点に立ち,物理学の基礎知識と応用能力が養成されるとともに,物理学における数学的方法も理解できるようになってほしいと願いつつ執筆した.
執筆に際しては,理工系学部の基礎物理教育の国際的な水準を十分に超える内容であるが,高校で物理の学習が不十分であったがやる気のある学生諸君であれば十分に理解できるよう,初等的事項から出発し,できるかぎり論理と数式の両面で平易に表現するよう努めた.説明は具体的な現象に結びつけて行い,物理学の有効性が実感できるように努めた.
本書の特徴は,
(1) 重要な概念(物理量) と法則が丁寧に説明してある,
(2) 例と例題を豊富に使って,法則とその適用の仕方の理解を助けるようにした,
(3) 各章のおわりに多くの演習問題(A は比較的やさしく,B は比較的難しい) と巻末にその詳しい解答を付して,各章の理解が深まるようにした,
(4) 式の導出と計算を丁寧に行い,単位の計算を含め計算の途中を省略しない,
(5) 高度の数学の不必要な使用は避け,必要な数学的事項は本文の中で説明し,数学的な困難のために物理学の理解が妨げられることのないように配慮した,
(6) 物理学の全体像が整理された形で系統的に理解できるように努めた,
(7) 本書の内容が講義には多すぎる場合があるかもしれないので,各章の前半に基本的事項,後半にオプション的事項を配置するよう努めた(節などの見出しの右肩に❖ 印の付いた箇所は読まなくても,本書のその後の学習に困難がないよう配慮して執筆した),
ことなどである.
本書では,内容をわかりやすくするために,次のように色を使用した.
(1) 位置,力,速度,加速度などをそれぞれ別の色の矢印で表した.
(2) 重要な結論や定義などは青色で印刷した.
(3) 重要な式は黄色で印刷した.
(4) 読者が親しみをもてるよう多くのカラー写真を掲載した.