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「資本」に対抗する民主主義~市場経済の制御と「アソシエーション」~
芦田文夫
著
発行年月 |
2021年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
399p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典 |
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ISBN |
9784780718256 |
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商品コード |
1033690284 |
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NDC分類 |
309.1 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2021年11月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033690284 |
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著者紹介
芦田文夫(著者):1934年、京都に生まれる。57年、京都大学経済学部卒業、62年、同博士課程修了。社会主義経済論・比較経済体制論を専攻、経済学博士。62年から2005年まで、立命館大学経済学部で専任講師、助教授、教授、現在は名誉教授。創設いらい半世紀、京都労働者学習協議会で講師活動、会長など歴任。主な著書『社会主義的所有と価値論』(1976年、青木書店)、『ロシア体制転換と経済学―文明史における市場化』(1999年、法律文化社)、編著『ソ連社会主義論-現状と課題』(大月書店、1981年)、共著『中国は社会主義か』(2020年、かもがわ出版)。
内容
「本書が課題とするのは、「自由・平等・民主主義」の展開と「市場経済」との連関を、経済学的な視点から、現実の「資本主義―社会主義」をめぐる歴史的過程のなかで、検証し直してみようとするところにある」(「はじめに」より)。強権に抵抗する拠り所であり、新しい社会を創造する基点である民主主義に視座を定め、「自立した諸個人の平等なアソシエーション(協同)」を考察する。現代社会が直面する世界的課題を正面から論じた力作。
【帯文】
なぜ民主主義なのか。強権に抵抗する拠り所。
新しい社会を創造する基点。
なにより「自立した諸個人の
平等なアソシエーション(協同)」のため
つまり人間であるために
【「はじめに」より】
二一世紀の「新しい市民運動・市民革命」として注目されるもののなかには、これまでになかったような特徴がみられると云われる。個人としての権利と尊厳の主張、日々の生活次元から発せられるみずみずしい言葉、一人ひとりの自覚的な行動と協同の拡がり、政治は変えられるという主権者意識、そして現実にも「市民の運動と立憲野党の共闘」の押しあげ……。(略)
本書が課題とするのは、「自由・平等・民主主義」の展開と「市場経済」との連関を、経済学的な視点から、現実の「資本主義─社会主義」をめぐる歴史的過程のなかで、検証し直してみようとするところにある。