内容
コトバの祭典たった百年がなんぞ死を急ぐことあらむなんぞ生を足搔くことあらむ(「オオサンショウウオ」)「國峰さんのイマジネーションのゴージャスなこと、その飛躍とコトバ遊びの妙なる曲芸。うまさ、などと生ぬるい表現ではたりません。何夜でありましょうか、あまりに美しいイメージの劇場の登場人物のセリフ、かたちに心うたれ、かなしくなるほど感動しました」(白石かずこ)。第1詩集『玉ねぎのBlack Box』から『流れつきしものの』『開演前』『ドン・キホーテ異聞』ほか全6冊からエッセンスを凝縮。誰にも真似できない、実験精神と遊び心とペーソスと。解説=藤富保男、奥成達、新井豊美、高橋睦郎、中川千春