著者紹介

内容

目次

序―歴史都市の歴史性―（高木博志） 　Ⅰ　古都―京都・奈良・伊勢 修学旅行と奈良・京都・伊勢（高木博志） 　―1910年代の奈良女子高等師範学校を中心に― 郡区町村編制法と京都―区政論の深化のために―（小林丈広） 創建神社の造営と近代京都（清水重敦） 1893年オーストリア皇族の来京（高久嶺之介） 明治期洛外の朝廷由緒と古都（谷川　穣） 　―洛北岩倉の土器職人・椹木丸太夫の日記から― 幸野楳嶺《秋日田家図》について―歴史画としての風景―（高階絵里加） 橋梁デザインに見る風致に対する二つの認識（中川　理） 　―京都・鴨川に架け替えられた四つの橋をめぐって― 京都の風致地区指定過程に重層する意図とその主体（中嶋節子） 歴史を表象する空間としての京都御所・御苑（河西秀哉） 権門寺社の歴史と奈良町の歴史との間（幡鎌一弘） 平城神宮創建計画と奈良（黒岩康博） 　―「南都」と「古京」をつなぐもの― 　　　　 『神都物語』―明治期の伊勢―（ジョン・ブリーン） 　Ⅱ　城下町―金沢・仙台・尼崎・岡山・三都 「城下町金沢」の記憶（本康宏史） 　―創出された藩政期の景観をめぐって―　　　　　　　　　　　　　 誰が藩祖伊達政宗を祀るのか（佐藤雅也） 武士と武家地の行方（岩城卓二） 　―城下町尼崎の19世紀― 帝国の風景序説（小野芳朗） 　―城下町岡山における田村剛の風景利用― 高等中学校制度と地方都市（田中智子） 　―教育拠点の設置実態とその特質―　　　　　　 近代「三都」考―三府と都市制度―（丸山　宏）