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音楽文化戦時・戦後~ナショナリズムとデモクラシーの学校教育~
河口道朗
著
発行年月 |
2020年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
279p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/教育学/教科教育学 |
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ISBN |
9784784517480 |
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商品コード |
1031531634 |
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NDC分類 |
375.762 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年05月3週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2020/05/23 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031531634 |
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著者紹介
河口道朗(著者):1936年熊本生まれ、熊本大学教育学部卒業。国立音楽大学専攻科修了。東京教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。博士(教育学)(筑波大学)。東京学芸大学名誉教授。音楽教育史学会代表。日本女子大学教授、上野学園大学音楽学部特任教授を歴任。著作に『音楽教育の理論と歴史』(音楽之友社)『音楽教育の原理』(開成出版)ほか。
内容
『愛国行進曲』から『リンゴの歌』へ──。
戦時ナショナリズムから戦後民主化の時期にかけて変質する音楽教育の流れを分析する。自身も歩んだ音楽の道に影を落とす戦争体験。社会の右傾化する思考の広がりに音楽の視点から冷静な判断材料を示す貴重な昭和史研究。
「このような戦後学校音楽の変質過程は今日どれほどに認識されているのであろうか。まことに心許ない。どうしようもない過去のできごとと受け流されているとすれば、ここに歴史認識の根本がある。天下りの教育の政策と行政にパッシブにしか対応できない斯界の体質である。つまり音楽と教育に本来の自由・創造・実験の原理がないがしろにされている現実に対する認識の根本問題である」 (あとがきより)