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社会調査史のリテラシー~方法を読む社会学的想像力~
佐藤 健二
著
発行年月 |
2011年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
604p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/社会組織・社会集団 |
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ISBN |
9784788512191 |
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商品コード |
1000052668 |
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NDC分類 |
361.91 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2011年03月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1000052668 |
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著者紹介
佐藤 健二(著者):東京大学大学院人文社会系研究科教授
内容
調査にもとづいて数値を示すことは、説得力ある発言には欠かせないものですが、つい百年前には「調査」そのものが目新しいことでした。本書は、黎明期の貧民窟探訪、東京繁昌記、考現学などから、第一回国勢調査(一九二〇年)をへて、戦後の民主化との関係でブームとなった世論調査まで、社会調査の歴史を「方法」という観点からたどったものです。たとえば国勢調査の調査員をめぐる抱腹絶倒のエピソードから、当時のひとびとの調査に対する感受性を掘り起こしたり、観察、統計、図表化、地図、スケッチ、写真、索引など調査に必須の道具・手法のもつ意味にも目を向けて、読ませます。一貫して、具体的なモノとコトをめぐる考古学的志向にもとづいて、社会調査の歴史を考えることが「社会学」そのものであることを説得的に明らかにした、著者会心の書といえましょう。