視覚ワールドの知覚
J・J・ギブソン, 東山 篤規 著
内容
目次
目 次 日本語版への序文 辻敬一郎 編者の序文 レオナルド・カーマイケル はじめに 本書の図版の見方 なぜ物は見えるように見えるのか 理論的取り組み 空間知覚における「大地理論」の初期仮説 感覚と知覚 知覚の諸学説 感覚と知覚の区別 生得説と経験説 広がりと位置 かたちあるいは2次元的形 奥行きと距離,「手がかり」の理論 ゲシュタルト理論 知覚的恒常性の事実 要 約 視覚フィールドと視覚ワールド 視覚フィールドの境界 明瞭性の勾配 目と頭の運動の効果 残像の位置 残像の見かけの大きさと距離 頭と体の姿勢の効果 対象の見かけの大きさと形 平行線の見かけの収束 形の「食」 観察者が運動しているときの視覚フィールド 距離の意識 要 約 視覚ワールドの問題 網膜像の形成 視覚における事象の連鎖 視覚の刺激変数 網膜上の複写と対件 網膜像と網膜的モザイクの興奮 解剖学的パターンとしての網膜の興奮と順序的パターンとしての網膜の興奮 視覚体験と網膜の興奮のパターン 知覚の精神物理学的理論 抽象的な空間と飛行士の世界 刺激の対件 順序刺激の仮説 刺激の変数としての網膜的勾配―きめ 刺激作用の勾配としての距離の手がかり 勾配の概念 精神物理学的対応の概念 要 約 結 論 視覚的奥行きと距離に対する刺激―瞬間的な刺激作用 きめの密度の刺激勾配と対象の大きさ 物の奥行き形―きめの勾配と照明の等級 両眼網膜像差の刺激勾配 網膜像の鮮明性あるいは解像度 大気遠近の勾配 要 約 視覚における奥行きと距離の刺激変数―能動的な観察者 観察者が運動中の網膜像の変形の勾配 網膜的運動の型 要約―距離と奥行きの感覚的分析 安定していて境界のない視覚ワールドの問題 安定した視覚ワールド 境界のない視覚ワールドの問題 物の大きさと形の恒常性 なぜ物は見えるように見えるのか 知覚された対象の恒常性―色 知覚された対象の恒常性―形 奥行きが短縮した面の知覚 知覚された対象の恒常性―大きさ 物までの距離はどのようにして見えるのか 距離の知覚と尺度の知覚 視覚的寸法の堅固性 大きさの恒常性は遠距離において壊れるのか 結論―体験の客観性 幾何学的空間とかたち 幾何学の空間 視覚的なかたちの問題 かたちの知覚に対する精神物理学的取り組み 意 味 意味のある知覚 知覚はどのくらい学習によって獲得されるのだろうか 空間的意味の可能性 取り外せる意義 学習によらずに得られた意味はあるのだろうか 意味による空間知覚の変更 真正的な視覚ワールドと図式的な視覚ワールド 結 論 学 習 どのような意味において, 行動は知覚によって媒介されるのだろうか どのような意味において,われわれは見ることを学ぶのだろうか 空間知覚と空間行動 空間知覚の運動理論 視覚的運動感覚 視覚と筋肉運動の共変 知覚的自我 ここからそこまでの距離の印象 身体の定位 訳者あとがき 文 献 索 引 装丁=臼井新太郎
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