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精神疾患言説の歴史社会学~「心の病」はなぜ流行するのか~

佐藤雅浩  著

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価格 \5,720(税込)         

発行年月 2013年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 518p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経科学
ISBN 9784788513341
商品コード 1012749080
NDC分類 493.7
基本件名 精神医学-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2013年05月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1012749080

内容

◆現代の「うつ病」流行にも示唆

ノイローゼ、うつ病などの「心の病」(精神疾患)には、あきらかに「流行」
があります。日露戦争前後に「神経衰弱」「ヒステリー」がはやり、大正期に
は「外傷性神経症」が現われ、第二次大戦後には「ノイローゼ」が大流行しま
した。このような流行はどのように発生し、流布したのでしょうか。日本近現
代の精神疾患についての言説を、『朝日新聞』『讀賣新聞』などの記事(生活
相談など)のなかにたどり、専門家集団(帝大を頂点とする精神医学者)、マ
スメディア(大衆紙)、患者の三者のダイナミズムをとおして形成される「流
行」が個人と社会・時代の関係の表現(社会認識)であること、そして精神疾
患(言説)の歴史をさぐることは「社会の境界(ゆらぎ)」を明らかにするこ
とであるという魅力的な主張が展開されます。気鋭の力作評論です。

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