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異端の統計学ベイズ(草思社文庫 マ3-1)

シャロン・バーチュ・マグレイン  著

冨永 星  翻訳
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価格 \1,760(税込)         

発行年月 2018年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 650p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/理工学/数学/確率論・数理統計学
ISBN 9784794223647
商品コード 1028976042
NDC分類 417.02
基本件名 数理統計学-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2019年01月1週
書評掲載誌 日本経済新聞 2022/08/20
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028976042

著者紹介

シャロン・バーチュ・マグレイン(著者):シャロン・バーチュ・マグレイン
アメリカのサイエンスライター。スワースモア・カレッジを卒業後、新聞記者生活を送り、現在は社会問題と科学の進歩の関係を中心に執筆。「サイエンス」誌や「サイエンティフィック・アメリカン」誌などの雑誌に寄稿している。邦訳されている著書に『お母さん、ノーベル賞をもらう――科学を愛した14人の素敵な生き方』(工作舎)、『おもしろ科学こーなってる! 365のQ&A』(三田出版会)、『フクロウは本当に賢いか』 (三田出版会)がある。『お母さん、ノーベル賞をもらう』でワシントン州記者賞を受賞。
冨永 星(翻訳):冨永 星(とみなが・ほし)
京都生まれ。京都大学理学部数理科学系を卒業後、国立国会図書館司書、自由の森学園教員などを経て翻訳家に。シャーマン・スタイン『数学ができる人はこう考える』(白揚社)、マーカス・デュ・ソートイ『素数の音楽』(新潮社)、ブライアン・ヘイズ『ベッドルームで群論を』(みすず書房)、ポール・マーディン『宇宙の謎』(岩波書店)、ジェイソン・ウィルクスの『1から学ぶ大人の数学教室』(早川書房)といった科学啓蒙書のほか、テリー・プラチェット『天才ネコ モーリスとその仲間たち』(あすなろ書房)など児童書の訳書も多数。

内容

ベイズ統計学は、機械翻訳、迷惑メール除去など身近なITにも利用され、人工知能やビッグデータ解析にも不可欠の、いまや注目の理論。
だが、統計学界の主流派「頻度主義者」により、「ベイズ」は200年近くの長きにわたり、異端視されてきた。
それでも、第二次大戦中・戦後に暗号解読、敵潜水艦の探索などの軍事面や、保険数理、意志決定理論などの実用面で、ひっそりと発展。
やがて、コンピューターの進歩・普及が、ベイズ統計の劣勢を一気に逆転させた。
ベイズ統計の数奇な遍歴と、統計学者たちのあまりに人間的な諍いの物語が、初めて語られる!


序文、および読者の皆さんへのただし書き

【第1部 黎明期の毀誉褒貶】
第1章 発見者に見捨てられた大発見
第2章 「ベイズの法則」を完成させた男
第3章 ベイズの法則への激しい批判

【第2部 第二次大戦時代】
第4章 ベイズ、戦争の英雄となる
第5章 再び忌むべき存在となる

【第3部 ベイズ再興を志した人々】
第6章 保険数理士の世界からはじまった反撃
第7章 ベイズを体系化し哲学とした三人
第8章 ベイズ、肺がんの原因をつきとめる
第9章 冷戦下の未知のリスクをはかる
第10章 ベイズ派の巻き返しと論争の激化

【第4部 ベイズが実力を発揮しはじめる】
第11章 意思決定にベイズを使う
第12章 誰がフェデラリスト・ペーパーズを書いたのか
第13章 大統領選の速報を支えたベイズ
第14章 スリーマイル島原発事故を予見
第15章 海に消えた水爆や潜水艦を探す

【第5部 何がベイズに勝利をもたらしたか】
第16章 決定的なブレークスルー
第17章 世界を変えつつあるベイズ統計学

補遺a 「フィッシャー博士の事例集」:博士の宗教的体験 
補遺b 乳房X線撮影と乳がんにベイズの法則を適用する 

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