丸善のおすすめ度
日本最後のシャーマンたち
ミュリエル・ジョリヴェ
著
鳥取 絹子
翻訳
発行年月 |
2023年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
349p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/宗教/宗教哲学・宗教社会学 |
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ISBN |
9784794226266 |
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商品コード |
1035830908 |
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NDC分類 |
163.9 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2023年03月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035830908 |
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著者紹介
ミュリエル・ジョリヴェ(著者):ミュリエル・ジョリヴェ(Muriel Jolivet)
ベルギー生まれの日本学者、1973年から日本在住。早稲田大学と東京大学で社会学を勉強、東洋学博士。上智大学外国学部フランス語学科の教授を34年間務めたあと、2017年から名誉教授。日本社会に関する著書多数。うち邦訳は『子供不足に悩む国、ニッポン』(大和書房)、『ニッポンの男たち』(筑摩書房)、日本向け書き下ろしに『フランス新・男と女』(平凡社新書)、『移民と現代フランス──フランスは「住めば都」か』(集英社新書)などがある。
鳥取 絹子(翻訳):鳥取 絹子(とっとり・きぬこ)
翻訳家、ジャーナリスト。主な著書に『「星の王子さま」隠された物語』(ベストセラーズ)など。訳書に『崩壊学』『感染症の虚像と実像』(以上、草思社)、『私はガス室の「特殊任務」をしていた』『ウクライナ現代史──独立後30年とロシア侵攻』(以上、河出書房新社)、『巨大化する現代アートビジネス』(紀伊國屋書店)、『地図で見るアメリカハンドブック』『地図で見る東南アジア』(以上、原書房)などがある。
内容
東北、北海道、沖縄、そして東京――。
半世紀にわたって日本に暮らすベルギー生まれの日本学者が、
さまざまな文化的背景を背負ったシャーマンたちを訪ね歩き、
その肉声を多数採録した貴重なドキュメント。
不可思議な世界との交流をやわらかな筆致でつづったユニークな一冊!
私は本書のサブタイトルを「もしそれが本当だったら?」にすることもできただろう。いずれにせよ、私がこの本を心から書きたいと思ったのは、なによりシャーマンがいなくなると、日本人の魂の一部も消えることになると思ったからだ。
今後しばらくは奄美大島や沖縄では生き延びるだろう、需要はいまも非常に多いからだ。しかしシャーマンは東北(青森県の八戸、恐山)でも、同じく北海道でも消滅の危機に瀕している。北海道ではレラが最後のアイヌのシャーマンで、東北でも、中村タケはこの地方で正真正銘最後のイタコと言って間違いないだろう。
なによりも私の心を打ったのは、彼女たちが…自信にあふれていたことだ。彼女たちは自分たちの使命の重要さを一瞬たりとも疑っていなかった。それは人生につきまとう苦難への答えを求めて彼女たちのところに来る人たちを助け、苦痛を和らげ、その人生に意味を与えることである。私は幸運にも素晴らしい女性たちに接することができ、そのうちの何人かとは本当の友人になった。それだけで、この仕事に費やした私の努力が報われると思っている。(本書より)