内容
建て逃げ・泣き寝入りの悪習と法の壁に挑んだ7年間の抵抗の記録。
市民運動の真髄がここに!
発火点は、東京駅から中央線で西へ30キロ、赤い三角屋根と一橋大学のキャンパスを核とした7万3000人の都市「国立【くにたち】」から。その背骨に当る大学通りの東京海上跡地(5300坪)に、無謀としか言いようのない44メートル14階の建造物を建てるという明和地所の進出をめぐって、これに反対し、結束して闘った7年に及ぶ市民の闘いの記録が本書である。
街を美しく、環境に配慮した建築物でなければ存在を許してはならない。建て逃げ、泣き寝入りの悪習を打破しなければ、この国の未来はないと考える。
辻井喬氏推薦!