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子どもとともにする「教育ドキュメンテーション」~探究を深める保育実践~
白石淑江,
山中健司
著
発行年月 |
2024年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
7p,162p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/教育学/就学前教育・学校教育・生涯教育・家庭教育 |
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ISBN |
9784794812667 |
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商品コード |
1038459459 |
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NDC分類 |
376.14 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2024年07月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038459459 |
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著者紹介
白石淑江(著者):愛知淑徳大学教授を経て、2021年より名誉教授。2000年以降、スウェーデンの研究者や保育者と交流しながら、この国の制度や教育実践について研究。2015年から日本の保育者の協力を得て、教育ドキュメンテーションによる保育実践を試みている。
内容
保育者と「小さな人(子ども)」たちの会話と行動にあなたは目を見張ることになる。
探究的な活動を媒介する「教育ドキュメンテーション」
イタリアのレッジョ・エミリア市の幼児教育の要素として、日本の保育現場でもよく知られている「ドキュメンテーション」だが、それは、子どもの姿や保育活動の様子を写真などで記録し、それを作成することだけではない。本来の教育的な機能は、子どもと保育者が一緒に保育実践を創造するために活用することなので、スウェーデンではそれを重視して「教育ドキュメンテーション」と呼んでいる。
本書は、『スウェーデンに学ぶドキュメンテーションの活用』(新評論、2018年)の続編となるが、教育ドキュメンテーションを試みた結果、どのような保育実践が生まれるのかを、名古屋市の「(福)共育ちの会」の三つの保育園における実践例を通して紹介した。各園の実践は試行的な段階ではあるが、ドキュメンテーションを作成して保護者に発信するだけでなく、それをもとに保育者同士が意見交換をしている様子や、子どもと保育者が話し合い、子どもたちの興味や疑問、考えを保育実践に取り入れている様子がリアルに描かれている。また、子どもたちの探究が広がり、深まっていることも分かるだろう。