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「専門家」とは誰か

村上陽一郎, 藤垣裕子, 隠岐さや香, 佐藤卓己, 瀬川至朗, 神里達博, 佐伯順子, 小林傳司, 鈴木哲也  著

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価格 \1,980(税込)         

発行年月 2022年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 260p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/総記/総記/知識・学問・学術
ISBN 9784794973351
商品コード 1035191808
NDC分類 002
基本件名 学者
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年12月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035191808

著者紹介

村上陽一郎(著者):1936年東京生まれ。科学史家、科学哲学者。東京大学教養学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学教養学部教授、同先端科学技術研究センター長、国際基督教大学教養学部教授、東洋英和女学院大学学長などを歴任。東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授。『ペスト大流行』『コロナ後の世界を生きる』(ともに岩波新書)、『科学の現代を問う』(講談社現代新書)、『あらためて教養とは』(新潮文庫)、『人間にとって科学とは何か』(新潮選書)、『死ねない時代の哲学』(文春新書)など著書多数。
藤垣裕子(著者):1962年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。東京大学助手、科学技術庁科学技術政策研究所主任研究官、東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系助教授を経て、2010年、同教授。2013年、東京大学総長補佐。2015~2016年より東京大学大学院総合文化研究科副研究科長・教養学部副学部長。2021年~東京大学理事・副学長。学術博士。著書に『科学者の社会的責任』(岩波科学ライブラリー)、共著に『東大教授が考えるあたらしい教養』(幻冬舎新書)など。
隠岐さや香(著者):1975年、東京生まれ。広島大学准教授、名古屋大学教授を経て、東京大学大学院教育学研究科教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士(学術)。専門は科学史。日本学術会議連携会員。著書に『科学アカデミーと「有用な科学」―フォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ』(名古屋大学出版会 [第33回サントリー学芸賞受賞])、『文系と理系はなぜ分かれたのか』(星海社新書)など。
佐藤卓己(著者):1960年、広島市生まれ。京都大学大学院教育学研究科教授。専門はメディア史、大衆文化論。ミュンヘン大学近代史研究所留学後、京都大学大学院博士課程単位取得退学。『「キング」の時代』(岩波書店)で第24回日本出版学会学会賞、第25回サントリー学芸賞を、『言論統制』(中公新書)で第34回吉田茂賞を、『ファシスト的公共性』(岩波書店)で第72回毎日出版文化賞を受賞。
瀬川至朗(著者):1954年、岡山市生まれ。早稲田大学政治経済学術院教授。専門はジャーナリズム研究、科学技術社会論。東京大学教養学部卒。毎日新聞社でワシントン特派員、科学環境部長、編集局次長、論説委員などを歴任。現在、早稲田大学次世代ジャーナリズム・メディア研究所所長。著書に『科学報道の真相』(ちくま新書〔科学ジャーナリスト賞2017を受賞〕)など。
神里達博(著者):1967年生まれ。千葉大学大学院国際学術研究院教授。専門は科学史、科学技術社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学、博士(工学)。旧・科学技術庁、旧・三菱化学生命科学研究所、東大ならびに阪大特任准教授などを経て、現職。朝日新聞客員論説委員。著書に『食品リスク』(弘文堂)、『文明探偵の冒険』(講談社現代新書)、『リスクの正体』(岩波新書)、共著に『没落する文明』(集英社新書)など。
佐伯順子(著者):1961年生まれ。同志社大学大学院社会学研究科教授。専門は比較文化史。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。国際日本文化研究センター客員助教授等をへて、現職。著書に『遊女の文化史(中公新書)』、『「色」と「愛」の比較文化史』(第20回サントリー学芸賞、第24回山崎賞、岩波書店)、『「女装と男装」の文化史』(講談社選書メチエ)、『明治〈美人〉論』(NHKブックス)、『美少年尽くし』(改訂版、平凡社ライブラリー)、『男の絆の比較文化史』(岩波書店)ほか。
小林傳司(著者):1954年生まれ。大阪大学名誉教授およびCOデザインセンター特任教授。専門は、科学哲学・科学技術社会論。東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学。大阪大学理事・副学長を歴任後に現職。著書に、『誰が科学技術について考えるのか』(名古屋大学出版会)、『トランス・サイエンスの時代』(NTT出版ライブラリーレゾナント)など。
鈴木哲也(著者):京都大学学術出版会専務理事・編集長。京都大学文学部および教育学部に学ぶ。出版社勤務を経て二〇〇六年より現職。著書に、『学術書を読む』、『学術書を書く』(高瀬桃子との共著)、『世界大学ランキングと知の序列化』(分担執筆)(以上、京都大学学術出版会)、『京都の「戦争遺跡」をめぐる』(池田一郎との共著)(地方・小出版流通センター、新装版:つむぎ出版)など。

内容

わたしたちは何を信じればいいのか?
不信をぬぐい、対立を越えて――
激しく揺れ動く社会で求められる知のありかたに
9 つの観点から迫っていく

危機が訪れればたちまち、さまざまな「専門家」が現れ、種々の「専門知」が入り乱れる。
多くの人たちは翻弄され右往左往させられることが世の常となっている。
それは新型コロナウイルス禍でいっそう明らかとなった。
これまでも起きてきた、これからも起きるだろう。

わたしたちは誰を信じればいいのか?
何を指針とすればいいのか?
科学、テクノロジー、歴史、メディア……
多彩な分野から執筆陣を招き、専門知のあり方を問いなおす論考集。
求められる知の実体を探り、どのように社会に生かすことができるかを考える。

【目次より】

◆専門家とは何か――村上陽一郎
◆隣の領域に口出しするということ: 専門家のためのリベラルアーツ――藤垣裕子
◆科学と「専門家」をめぐる諸概念の歴史――隠岐さや香
◆「ネガティブ・リテラシー」の時代へ――佐藤卓己
◆ジャーナリストと専門家は協働できるか――瀬川至朗
◆リスク時代における行政と専門家: 英国BSE問題から――神里達博
◆女子教育と男子教育からみる「教養」と「専門」――佐伯順子
◆社会と科学をつなぐ新しい「専門家」――小林傳司
◆運動としての専門知: 対話型専門知と2061年の子どもたちのために――鈴木哲也

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