価値相対主義問題とは何か
菅原 寧格 著
著者紹介
内容
目次
『価値相対主義問題とは何か』 菅原寧格(北海学園大学法学部教授) 著 【目 次】 まえがき 序 章 ◇第一部 ウェーバーの価値思考◇ 第一章 現代正義論の問題背景 第一節 ロールズ『正義論』以降の問題地平 第二節 ラートブルフにおける「哲学的妥当論」と「歴史的・社会学的妥当論」 第三節 ラートブルフにおける「相対主義」の問題性 第二章 ウェーバーにおける「価値討議」 第一節 「価値討議」の特質 第二節 「価値討議」の意義 第三節 「価値討議」としての正義論 第三章 ウェーバーにおける「人格」 第一節 行為主体としての「人格」 第二節 「人格」の思想史的背景と法哲学的意義 第三節 「人格」の二面性の問題 ◇第二部 ヤスパースの価値思考◇ 第四章 実存思想についての予備的考察 第一節 法哲学における実存思想の位相をめぐる問題 第二節 実存思想におけるヤスパースの位相 第三節 実存思想の問題と価値相対主義をめぐる問題 第五章 ヤスパースにおける「コミュニケーション」 第一節 ヤスパースとウェーバーの連続性 第二節 「コミュニケーション」における「現存在」の意義 第三節 「実存的コミュニケーション」の理論的背景と意義 第四節 「コミュニケーション」としての「討議」と「愛しながらの闘い」 第六章 「コミュニケーション」論の可能性 第一節 ヤスパースにおける「人格」 第二節 法思想としての「コミュニケーション」論の可能性 第三節 「コミュニケーション」論における法と正義 ◇第三部 諸批判への弁明と展望◇ 第七章 ウェーバーとヤスパースに向けられた批判への弁明 第一節 〈実存思想の問題=価値相対主義の問題〉に対する弁明 第二節 「人格」の二面性の問題に対する弁明 第三節 「近代-反近代問題」に対する弁明 第八章 ウェーバーとヤスパースにおける価値思考の展望 第一節 「人格」論の展望(269)――パーフィットの「人格の同一性」論を手がかりに 第二節 歴史的・社会的文脈主義的思考様式の展望 第九章 アレントとハーバーマスからみたヤスパースの思考様式 第一節 アレントの「政治理論」における脱「哲学」的志向と「政治哲学」的性格 第二節 ヤスパースにおける「哲学すること」の法哲学的含意 第三節 ヤスパースの「コミュニケーション」論における「人格」の課題 終 章 あとがき 索 引(事項、人名)
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