国際人権を生きる
阿部 浩己 著
内容
目次
は じ め に Ⅰ ジェンダーの視座 1 女性差別撤廃条約とフェミニスト・アプローチ 2 国際人権法におけるジェンダー 3 三つの認識ギャップ ――定期報告審査、「慰安婦」問題、個人通報制度 Ⅱ 難民・無国籍者・外国人へのまなざし 4 「難民」をみる視点 5 難民問題に臨む 6 無国籍、人権、国際法 7 多文化主義と越境する人間たち 8 朝鮮学校の排除と人種主義 9 〈書評〉『非正規滞在者と在留特別許可 ――移住者たちの過去・現在・未来』 (近藤敦・塩原良和・鈴木江里子編著、日本評論社、二〇一〇年) 10 〈書評〉『国際難民法の理論とその国内的適用』(本間浩著、現代人文社、二〇〇五年) 11 遍在化する境界と難民の認定 Ⅲ 世界の中で 12 グローバル化と世界人権宣言 ――「もう一つの世界」へ 13 死刑廃止条約発効後の二〇年 ――世界はどのように変化したか 14 緊急事態における人権保障 ――国際法の視座 15 憲法九条への国際法の水脈 ――「殺される側」のまなざし 16 国家領域のポリティクス ――尖閣諸島問題と、継続する植民地主義 17 パレスチナの民族浄化と国際法 Ⅳ 実務の中へ 18 国際法判例の学び方 19 国際義務の射程 ――フィリピン人一家退去強制事件の遠景 20 日韓請求権協定・仲裁への道 ――国際法の隘路をたどる おわりに ――国際法と人権についての一つのエピソード 索 引(巻末)
カート
カートに商品は入っていません。