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遠藤周作とキリシタン~<母なるもの>の探究~
下野 孝文
著
発行年月 |
2023年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
5p,396p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784798503615 |
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商品コード |
1036803892 |
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NDC分類 |
910.268 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年11月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036803892 |
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著者紹介
下野 孝文(著者):九州大学大学院文学研究科修士課程修了。
現在、長崎県立大学シーボルト校国際社会学部教授。
博士(学術、九州大学)。
内容
長崎を舞台とした「最後の殉教者」『沈黙』『女の一生』といった小説を中心に、作家が創作過程で参照した資料・史料を特定し、緻密に照合することで、作品への摂取状況を実証的に明らかにする。その反映は小説の骨格から細部の表現にいたるまで、様々な次元に及んでいた。さらに個々の作品分析を通して、遠藤文学のテーマが日本人としてのキリスト教受容にあったこと、背景にはトマス・アクィナスへの躊躇とアウグスティヌスへの信頼があったことを検証する。それはまた、許す神、母の宗教という本質を託した〈母なるもの〉の形成過程の探究でもあった。