内容
オクスフォード大学出版“A Very Short Introduction”シリーズは1995年に始まり、現在も続々と新たなトピックを世に送り出している知的教養シリーズ。そのなかでも近年とくに注目されているホットイシューを取り上げる。第一弾は右翼ナショナル・ポピュリズムの台頭とともに2020年に巻き起こった「ブラック・ライブズ・マター」運動であらためて世界的にその問題が表面化した「レイシズム」の問題。レイス=人種という実はよくわからない壁をあちこちにつくって対立してきた人類という存在を問い、多様性の時代にしっかりと考えておきたい人種差別の歴史と現状、そしてこれからのこと。